近年、スマホなどの近くを見る作業いわゆる近業が多くなっています。
それによって、子供の近視が増えているのを知っていますか?
最近の調査によると、小学生では10%、中学生ともなると20~30%もの割合が近視なのだとか…。
また、学校での視力検査でよく行われるランドルト環での検査では近視なのかどうかを判断することは出来ません。
大阪府眼科医会のホームページにも、
「A」以外は医学上、正常な視力に相当せず、近視、乱視、遠視、その他の眼の病気が関わっていることもある
出典先:http://osaka-ganka.jp/column/column_05/
そのため、自身が近視であるということに気づいていない人が多いというのが現状です。
近視はなりかけの状態なら対処することが出来ます。
ただ厄介なことに、いったん近視になってしまうと治療は難しいのだとか…。
そんな厄介な近視に効果的であるとして「バイオレットライト」が最近話題になっています。
今回はそのバイオレットライトについて書いてみました。
今回のお届け内容はこちら↓
- そもそもバイオレットライトとはなんなのか?
- 大人の近視抑制にも効果的なのか?
- JINSのバイオレットライトを透過するメガネについて
となっています。
それでは発送開始!
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バイオレットライトとは?紫外線との違いはなんなのか
まずは、バイオレットライトについてです。
バイオレットライトというのは、紫外線とブルーライトの間にある波長360〜400nmの紫色の光のことです。
ちなみに、紫外線は波長10 ~ 400 nmの光のことでブルーライトは波長380~500nmの光のことを言います。
まさに、紫外線とブルーライトが重なっているところ付近の波長の光がバイオレットライトなのです。
このバイオレットライトは、
近視の進行を抑制すると考えられている遺伝子の「EGR1」を活性化させる
ということが慶應義塾大学の研究チームの研究によってわかりました。
前々から、太陽光を浴びると近視が抑制されるということは言われていました。
ただ、それがなぜなのかということまではわかっていませんでした。
そのわかっていなかった近視抑制の要因になっていた光がバイオレットライトだったのです。
バイオレットライトは太陽光には多く含まれています。
逆に、蛍光灯などの人工的な明かりにはほとんど含まれていません。
このことから分かるように、やはり太陽光を浴びることがバイオレットライトを取り入れるのに効果的な方法であることが、わかってもらえたかと思います。
ここで注意してほしいのは太陽光を直接見れば良いという訳ではないということです。
太陽光は直接見なくても外にさえいれば多く浴びることが出来ます。
太陽光を直接見てしまうと逆に目に悪い影響を及ぼしてしまうので絶対にやめましょう。
また、従来の眼鏡では紫外線とともにバイオレットライトもカットしてしまうのだとか。
そこで後半でも紹介しますがJINSからバイオレットライトを透過するメガネが開発されました。
それにしても、紫外線とブルーライトという目にあまりよくない光線の間の光線は近視に効果的とは不思議なものですよね。
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バイオレットライトは大人の近視も抑制するのか?
続いてはバイオレットライトは大人の近視にも効果があるのかについてです。
バイオレットライトは、子供の近視抑制にはもちろん効果的です。
同じように大人の近視にも効果的なのかというのが気になったので調べてみました。
結論から言いますが、バイオレットライトは成人の近視抑制効果にも期待ができるとのこと。
強度近視は日本において失明になりうる原因として4番目に多いものです。
これは近視が悪化することにより、失明してしまうことが多いことを表しています。
これを避けるために子供のころから対策を立てることは出来ます。
ただ、先ほども書いたように近視はなりかけ以外は治療が難しいです。
そのため、進行してしまっている大人の近視を改善させるのは難しいと言わざるを得ません…。
そもそも近視は重度になってしまうと改善しにくいのですが、さらに大人であるともっと改善しにくいといわれていました。
ただ、バイオレットライトには成人の強度近視にも効果がある可能性があるということが研究によってわかっています。
これが本当なのであれば、失明予防にも大いに期待できるということです。
今後の研究が楽しみです。
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JINSのバイオレット+の効果や価格が気になる!
最後になりましたが、前半に書いたJINSが開発したバイオレットライト透過レンズについて詳しく書いていきますね。
タイトルにもあるように商品名は「バイオレットライト+」です。
名前の通り、バイオレットライト透過に特化したレンズとなっています。
通常レンズのバイオレットライト透過率が4%のところ、バイオレットライトプラスは65%も投下させることが出来るのだとか。
4%と65%といったように、大きな違いがあるので凄さがわかるかと思います。
また、このメガネはJINSの独自設計である「光オプティマイザー」を採用しています。
これは、
- バイオレットライトの波長領域を選択的に透過し、
- バイオレットライトを取り入れやすく、
- かつ有害な紫外線やブルーライトはカットする
といったことを可能にする技術です。
要するに「紫外線やブルーライトカットは最小限にカットし、バイオレットライトは最大限取り入れる」ということです。
バイオレットライト透過レンズは、通常レンズに追加で15000円支払うことにより変更することが出来ます。
15000円というと高額に見えますが、近視の治療等の値段を考えると一概に高いとは言えません。
むしろ、この価格で最新技術が駆使されたレンズが手に入るのだとすれば良心的とも言えるでしょう。
まとめ
今回はバイオレットライトについて調べてみました。
有害である紫外線とブルーライトの間にあるにもかかわらず目に良いとは本当に不思議なものですね。
近視が増えている現代社会において救世主になりうるのでしょうか。
今後の研究が楽しみです。
最近では駅の広告などでも見かけるのでお店側も売り出しているところなのでしょうかね。
今回はここまで。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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