石灰の由来は?発熱温度や理由に肌荒れを防ぐ方法も!

石灰って皆さん知ってますよね?

知らないという人はあまりいないでしょう。

小中学校の理科の実験で石灰水を使ったりしているので知名度はとても高いかと思います。

しかしながら、詳しく切開について説明することが出来るという人は意外と少ないのではないでしょうか。

そこで今回は石灰についていろいろと詳しく書いてみました。

今回のお届け内容はこちら↓

  • 石灰の由来は?
  • 石灰の発熱理由や温度は?
  • 石灰の肌荒れ原因と対策は?

となっています。

それでは発送開始!

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石灰の由来は?

まずは石灰の由来についてです。

石灰の語源についてですが石灰という名前の通り「石の灰」であるからこの名前が付きました。

これに関しては皆さんも大体は予想できたのではないでしょうか。

ちなみに昔は石灰(いしばい)といったようにも呼ばれていたようです。

石の灰ということですから実際に石を焼いて石灰を作ることが出来ます。

ただ、どんな石を焼いても石灰になるわけではありません。

焼いて石灰になるものは炭酸カルシウムを含む石に限ります。

なので言い換えると炭酸カルシウムを含まない石を焼いて加熱したとしても石灰を生成することは出来ないということです。

加熱することによって石灰を得られる石の代表として石灰石などが挙げられます。

というのも石灰石は炭酸カルシウムの結晶なので加熱すると石灰になるのです。

そういったことから石灰石という名前になっているのでしょうね。

ちなみに石灰石以外にも、

  • サンゴ
  • 貝殻

といったようなものを加熱しても石灰を生成することが出来ます。

話を戻しまして、そもそも石灰というのは炭酸カルシウムを1100度ほどに加熱して熱分解させて生成するもの。

ウィキペディアでも↓

生石灰は、石灰岩などの主成分である炭酸カルシウムを1,100℃ほどに加熱し、二酸化炭素を放出させる熱分解により製造する

出典先:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E7%81%B0

といったように説明がされています。

これは古代から人類が知っていた化学反応のひとつで先史時代には発見されていたのだとか。

ちなみに現在でいうと漆喰のように床や壁面の上塗りとして使われていたようです。

その他にも↓

  • 石器を着柄させるための接着剤
  • 紡錘車や工具等の小物品の素材

参考:http://umdb.um.u-tokyo.ac.jp/DKankoub/Publish_db/2007moundsAndGoodesses/08/008_01_01.html

といったようなものに使われていたよう。

このように古来から人間と石灰の関係は密接にあったということが分かります。

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石灰の発熱理由や温度は?

続いては石灰の発熱理由と温度についてです。

理科の実験などでやったことがあり知っている人も多いかもしれませんが石灰は水を含むと発熱します。

厳密に言うと「生石灰」という石灰が発熱するのです。

その理由というのは「生石灰が水と化合し水酸化カルシウムを生成する際に熱を発するから」です。

ちなみに生石灰が水と反応し熱を発した後には消石灰が残ります。

これは昔のラインマーカーの原料として使われていましたが今では強いアルカリ性を持ち危険ということから炭酸カルシウムが使われています。

この消石灰と生石灰は別物なので消石灰に水をかけても同じように発熱するわけではありません。

と少し話が逸れましたがこういった原理で石灰は発熱します。

これだけ見ると難しいように思えますが炭が酸素と化合して燃焼することにより熱を発するのと原理は同じです。

激しく化学反応を起こすときには熱が伴うことがあるといったような認識よいかと。

また、発熱温度についてですが条件によっても変わりますがおよそ500度くらいまでは発熱します。

ちなみに炭と酸素の反応の反応と比べると石灰と水の反応の熱は6分の1。

といってもなかなか高温になるので万が一誤って生石灰に水をかけてしまった場合はしばらくは触れないようにしましょう。

触れてしまうとやけどをしてしまうので。

また、20分から30分ほどたてば温度も下がってくるのでそれまでは待っておくのがよいでしょうね。

やけどの他に火災の原因になってしまうこともあります。

実際に石灰が原因となった火災は数多くあります。

石灰の管理には注意するようにしましょう。

このように危険な石灰ですが発熱する性質を活かして、

  • 駅弁
  • お酒

などを温めるためによく用いられます。

火が無くても加熱できるのは便利ですからね。

災害などの時にも多く使われているようです。

災害時に温かい食べ物が食べられるというのは本当に助かりますからね。

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石灰の肌荒れ原因と対策は?

最後は石灰の肌荒れ原因と対策についてです。

石灰は素手で触ってしまうと肌荒れを起こしてしまうことがあります。

それは石灰が強アルカリ性であるからです。

アルカリという言葉はアラビア語の灰という意味であるように灰はアルカリ性です。

そのため石の灰である石灰もアルカリ性でありさらには強力なもの。

そのため石灰に触れてしまうと肌が荒れたり皮が剥がれたりしてしまうのです。

対策についてですが石灰には触れないというのが最善策。

触れてしまうと少なからずダメージを受けてしまうので。

なので触らないといけないような場合にはゴム手袋などを着用するのが良いかと思います。

しかしどうしても素手で触らないといけない、または手袋が手元にないといったようなこともあるでしょう。

そういった場合にはすぐに水で洗い流すようにしてください。

長い時間石灰が手についていると良くないので。

また、しっかりとハンドクリームなど塗っておくのも良いでしょうね。

とはいってもこのように書いてきましたが長時間触らない限り危険なほど肌が荒れるというわけではありません。

なので過度の心配をする必要はないかと思います。

ただ、少しでも肌を大切にしたいのであれば極力触れないことが大切といえるでしょう。

まとめ

今回は石灰についていろいろと書いてみました。

由来や発熱理由といった雑学的な所から肌荒れ対策という実用的な所までいろいろと書いてきました。

理科の実験のイメージしかなかったという人は石灰に対しての見方が少し変わったのではないかと思います。

みなさんの身の回りの様々なところで使われている石灰。

しかしながらあまり多くの人に詳しい知識は知られていません。

今回これを読んでいただいた人は話のネタとして周りの人にも石灰についての情報を共有してあげてください。

今回はここまで。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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