アルコールは何性?酸性かアルカリ性なのかどっち!?

いきなりですが、お酒好きのみなさんに質問です。

アルコールって何性なのか知ってますか?

酸性?アルカリ性?それとも中性?

いざ聞かれるとか分からないという人は多いのではないでしょうか。

お酒が何性なのかなんてことは気にもならなかったという人がほとんどでしょう。

しかしここに来ていただいているということは少なからずアルコールは何性なのかということに気になったのではないかと思います。

今回はそんな方のためにアルコールは何性なのかということについて調べていました。

それに加えその他にも気になったことをいくつかまとめていきますね。

今回のお届け内容はこちら↓

  • アルコールは何性?
  • 酸性のアルコールはある?
  • アルカリ性のアルコールはある?

となっています。

それでは発送開始!

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アルコールは何性?

アルコールにもたくさん種類があります。

ここでは私たちが飲むようなアルコール飲料について書いていきますね。

まず結論から言ってしまいますね。

実はアルコール飲料は酸性でもアルカリ性でもなく中性なんです。

意外ですよね。

酸性なのかアルカリ性なのかはわからないけれども中性ではないのではないかと考えていた人も多いでしょう。

僕も漠然とですが中性ではないだろうと思っていたので驚きました。

なぜアルコールは中性になるのか

では、なぜアルコール飲料は中性なのかということについてです。

これについてはお酒に含まれるエタノールに関係しています。

エタノールというのははアルコールの一種のこと。

別名としてエチルアルコールと呼ばれることもあります。

一般的にアルコール飲料に含まれているアルコールというのはこれのことです。

このように各種のアルコール飲料に含まれていることから酒精と呼ばれることも。

そんなエタノールには水で薄めると中性になるという性質があります。

その性質こそがアルコール飲料が中性であるという原因なのです。

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アルコール飲料は体内で酸性になる

アルコール飲料自体は中性なのですが体内に入ると分解されて酸性化します。

  1. エタノール
  2. アセトアルデヒド
  3. 酢酸

といったように分解されると中学校の理科で習ったのを覚えている人もいるでしょう。

このように体内に入ると酸性の性質を示す食品のことを「酸性食品」と言います。

他にも、

  • 肉類
  • 魚介類
  • 穀類
  • 砂糖

といったものが酸性食品に分類されます。

逆に、

  • 大豆製品
  • 野菜
  • 果物
  • 海藻
  • きのこ

といったものはアルカリ食品に分類されます。

このように食品そのものが何性であるかではなく体内で何性として働くかが基準となります。

そのためレモンもそのものは酸性ですが体内ではアルカリ性として働くのでアルカリ食品として分類されるのです。

よく酸性食品は体液が酸性に傾くので好ましくないと言われることがよくあります。

これは1890年前後にスイスのバーゼル大学の生理学者グスタフ・フォン・ブンゲが「肉を食べると含硫アミノ酸(当時は硫黄と呼ばれた)が硫酸に変化し、体組織を酸性にするのでアルカリ性のミネラルを摂取する必要がある」と提唱したことからだと思われます。

ここからアルカリを欠乏させないことで健康を保つことができるといったような考えが生まれました。

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そこから日本でも酸性・アルカリ性の議論が行われるようになりましたが日本では分類は無意味だという主張が重んじられたようです。

実際に高橋久仁子や左巻健男といった人らが分類は無意味だという説を一般書にて大衆に示してきました。

なのでこれらのことを過度に気にする必要はないでしょう。

しかしながら酸性食品に偏った食事は高カロリー、高脂肪(動物性脂肪)となってしまいます。

それにより生活習慣病を引き起こしてしまう可能性も。

そのため気にしなくてよいとは言っても食べ過ぎには酸性食品ばかりを食べ過ぎるのは良くないでしょう。

どんなものを食べるのかということも大切ですが、それらをどのような組み合わせで食べるのかの方が大切と言っても過言ではありません。

食生活はバランスというものがとても大切なのです。

なので酸性食品とアルカリ性食品をバランスよく摂るようにしましょう。

酸性のアルコールはある?

ここまでアルコール飲料は一般的に中性だということを話してきました。

そこで酸性のアルコールというものもあるのかと気になったので調べてみました。

するとどうやら手や指を洗うためのアルコール消毒剤は弱酸性であることが多いのだとか。

皆さんも知っているであろう手ピカジェルやSARAYAハンドラボの消毒液なども弱酸性になっています。

これに関しては意図的に酸性になるように製造されています。

なぜ弱酸性にしているのかと言うと中性よりも酸性の方が抗菌の効果が高くなるからです。

梅干しや酢などは殺菌作用があるので防腐に効果的といったような話を聞いたことがある人も多いかと思います。

また、抗菌だけでなくウイルスが活性化するのを抑えるという効果もあるのだとか。

この性質を生かして従来のアルコール消毒ではほとんどの効果を発揮しなかったノロウイルスに対しても有効な新しい「酸性アルコール消毒剤」も開発されているようです。

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アルカリ性のアルコールはある?

酸性のアルコールが存在するのであればアルカリ性のアルコールがあるのか気になりますよね。

実はアルカリ性のアルコールのひとつにみなさんもよく知っているワインがあります。

先程アルコール飲料は中性だと言うふうに書きました。

また体内では酸性を示す酸性食品であるということも。

しかしながらワインは例外なんです。

そもそもワイン自体はpHの値が酸性ですが「アルカリ性食品」に分類されます。

これはワインの原料は果物であるからです。

果物にはカリウムなどのミネラルを多く含まれています。

そしてそれらが体内に入るとアルカリ性を示すのです。

これがワインがアルカリ性食品に分類される理由となります。

まとめ

今回はアルコールは何性なのかなど色々とまとめてみました。

アルコールについて詳しい知識があるという人もそう多くはないでしょう。

なので、間違った思い込みをしていたという人も多いのではないかと思います。

周りの友達などにもそういった人が多いと思うのでぜひ情報共有してあげてくださいね。

今回はここまで、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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