アスファルトの作り方は?成分や材料に有害性も!

今となってはほとんどの道はアスファルトで舗装されたものですよね。

車道に限るとアスファルトかコンクリート以外で舗装された場所を探す方が難しいでしょう。

そんなアスファルトですが何でできているか知っていますか?

どのようにして作られていったい何でできているのか。

今ではとても身近なアスファルトですがこれらを知っている人はほんの一握りでしょう。

今回はそんなアスファルトについて詳しく書いてみました。

今回のお届け内容はこちら↓

  • アスファルトの成分は?
  • アスファルトの作り方は?
  • アスファルトの有害性は?

となっています。

それでは発送開始!

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アスファルトの成分は?

まずはアスファルトの成分についてです。

アスファルトと聞くとアスファルト舗装のことを皆さんは思い浮かべるかもしれません。

しかしながらアスファルトというのは本来、

アスファルトもしくは土瀝青とは、原油に含まれる炭化水素類の中で最も重質のもの

出典先:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%88

のことを指します。

いつも僕たちがアスファルトと呼んでいるのはアスファルト舗装のこと。

そのアスファルト舗装をするために使う材料の一つがアスファルトという物質なのです。

なんともややこしいですよね。

このアスファルトの歴史は古く紀元前3000年頃の古代エジプトではミイラの防腐剤としても使われていました。

また、旧約聖書の『創世記』にもバベルの塔の建設にて使用されたという記述があるのだとか。

現在でも、

  • 防水剤
  • 乳剤
  • 工業製品の材料
  • 燃焼
  • 緩衝材

といったように様々な用途で使われています。

ちなみにアスファルト舗装はアスファルトだけではなく、

  • 砂利
  • アスファルト
  • 石灰粉などを含むフィラー

の混合物でできています。

この混合物の主成分はアスファルトではなく砂利などの骨材で90%を占めています。

そして、残りの約10 %がアスファルトや石灰粉などのフィラーの混合物など骨材の間を埋める充填材なのです。

アスファルトの作り方は?

続いてはアスファルトの作り方です。

アスファルト舗装というのは皆さんが思っているよりも手間がかかっています。

というのも↓

  • 表層(ひょうそう)
  • 基層(きそう)
  • 路盤(ろばん)
  • 路床(ろしょう)

といったように多層構造になっているのです。

それぞれ簡単に説明していきますね↓

表層

これが僕たちが目にしているアスファルト舗装の表面です。

表面の部分のため摩擦や水に強いように作られています。

基層

これは表層より一つ下の層です。

舗装の上を通る車の重さなどを分散させるクッション的な役割を果たしています。

路盤

これは地盤の上に砕石などを撒いている層です。

こちらも先ほどと同じようにクッションの役割を果たしています。

路床

これは一番下の層のことで土で出来ています。

ここが基盤となるためとても重要な層です。

ここがしっかりとしていないとその上をしっかりしてもへこんでしまったしてしまいます。

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そしてこれらは↓

  1. 地面を踏み固めて路床を作る
  2. 路床の上に砕石等を撒いて踏み固め路盤を作る
  3. アスファルト混合物を敷均し締固めて基層を作る
  4. 先程よりも密度の高いアスファルト混合物で表層を作る

といったような手順で作られていきます。

アスファルト舗装は先ほども書いたように、

  • 砂利
  • アスファルト
  • 石灰粉などを含むフィラー

といったようなものを混ぜて作られたアスファルト混合物を使います。

それを重機を使って熱しながら加圧して舗装していくのです。

熱せられたアスファルト合材は冷めればすぐに固まる性質をもっています。

そのため、短期間での舗装が可能であり補修や修繕などの道路舗装工事に向いているのです。

しかしながら、これは家庭では再現出来ないですよね。

加熱も加圧も個人では難しいところがあるかと思います。

しかしながら、家庭ではアスファルト舗装が出来ないという訳でもありません。

家庭でアスファルト舗装をしたいのであれば、

こういったものを買って使えば良いかと思います。

これなら水や熱は必要なく加圧するだけで固めることが出来ます。

また、加圧も足で踏みならすだけで大丈夫です。

これであれば家庭でも気軽にアスファルト舗装が出来るのではないかと思います。

しかながらら、これには大きな欠点があります。

それは通常のアスファルト舗装に比べて圧倒的に強度が低いということです。

通常使用には耐えうるでしょうが特別強度が必要な場合には脆すぎるかもしれません。

ただ、

  • ハンマーでしっかりと加圧する
  • 固まった後にバーナーで加熱する

という工程を行えばある程度の強度を出すことが出来ます。

これならDIYで使うくらいのレベルには対応できるでしょう。

しかしながら、これ以上の強度を必要とする場合には業者の方に頼むほかないでしょうね。

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アスファルトの有害性は?

最後はアスファルトの有害性についてです。

健康について気になる人にとっては身近にあるアスファルトの有害性が気になることでしょう。

もし有害性があるのだとすれば日常的にそれに触れていることになるのですから。

今となっては田舎であってもアスファルト舗装の道路がほとんどなのでアスファルトから逃げることは出来ないといっても過言ではないでしょう。

そこで気になったので調べてみたのですがアスファルト自体には毒性はないようです。

また、アスファルトを舗装する際にガスが発生するようですがその濃度もとても低いものなので心配する必要はないとのこと。

アスファルトを舗装している時に臭いが結構しますよね。

なので何かしら体に悪いものが出ているのではと思っていたのですが大丈夫のようです。

また、煙が出ていることがありますがあれもただの水蒸気なので心配ありません。

いつも工事中に煙が出ているのを見てマスクなしに工事をしても健康に影響はないのかなと心配していたのですがどうやら心配する必要はなかったようです。

まとめ

今回はアスファルトについて書いてみました。

アスファルトが何でできているのかということが個人的には結構前から気になっていたので知れてよかったです。

僕以外にもそういった人は多くいるかと思うので皆さんも周りの人に教えてあげてください。

今回はここまで。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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