家具や自転車に光沢を出したい時などに使われることが多いラッカースプレー。
他のスプレーに比べて乾燥が早いためこのスプレーを使っている人は多いと思います。
ただ、ラッカースプレーの正しい落とし方について知っているという人は少ないのではないでしょうか。
間違ってスプレーをかけてしまった時にきちんとした手順で落とさないと大変なことになりかねません。
そこで今回はラッカースプレーの落とし方について書いてみました。
今回のお届け内容はこちら↓
- ラッカースプレーの落とし方
- ラッカースプレーの用途や使い方
- ラッカースプレーの乾燥時間は?
- ラッカースプレーを使う時に注意したいこと
となっています。
それでは発送開始!
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ラッカースプレーの落とし方
スプレー缶などは使い終わったらそのまま捨てると火事になる可能性があります。
そのため、中のガスを抜かなければなりませんよね。
その時に缶に穴を開けると思うのですがまだ中に塗料が残っていたものが噴射してきて靴や服についてしまったなんて経験はありませんか?
塗料がついてしまったものはなかなか洗剤では取れません。
しかしながら、、ちゃんとした落とし方がありその通りに行えばしっかりと落とすことも出来ます。
ここでは、
- 服についてしまった場合
- 手についてしまった場合
- 木についてしまった場合
といったように塗料がついた素材別に落とし方を紹介していきますね。
服についてしまった場合
ラッカースプレーが服ついてしまった時には、
- 塗料が乾いてない時
- 乾いてしまった時
とで方法が変わってきます。
まず、塗料が乾いてない時ですが、この場合はラッカーうすめ液を布に染み込ませたもので拭き取ります。
染み抜きのように塗料がついているところの下に布を当てて上から叩くようにして落とせば取れやすいです。
そして、ある程度取れたあとは洗剤を使って水洗いをすればOKです。
次に塗料が乾いてしまっている場合ですがこの時はまず乾いて固くなってしまった塗料を柔らかくする必要があります。
そこでまずはラッカーうすめ液に付け置き洗いしましょう。
そして、ある程度時間が経って塗料が柔らかくなったら揉んだりこすったりして取っていきます。
また、ブラシで磨いたり爪で削り取るようにしても取る事が出来るかと思います。
手に付いた場合
プラモデルを作る人なんかは塗装する際に手につくことがよくあるかと思います。
手についた時でもラッカーうすめ液を直接手に付けて取るという人もいるかもしれません。
この方法でも確かに落とすことは出来るでしょう。
しかしながら、これでは皮膚だけでなく身体にも悪影響ですので控えた方が良いです。
早く落とせるということで使っているかもしれませんが健康を害してしまう可能性もありますからね。
なので、ぬるま湯に付けた後に爪で地道に削ったりたわし等でこすったりする方法が時間がかかりますが良いかと思います。
木についてしまった場合
木に付いてしまった時はラッカーうすめ液を使うのが1番落としやすいです。
ラッカーを落とすにはラッカー系の溶剤かそれよりも強いものでないと落とすことが出来ません。
なので、もしエナメルの溶剤使ったとしても効果がないので注意が必要です。
ラッカースプレーの用途や使い方
ラッカースプレーの用途としては、
- 家電
- 自転車
- 機械器具
- 鉄製品
などがあげられます。
ラッカースプレーは乾燥すると硬くて耐久性のある塗装面を作るのでちょっと家電の色を家の雰囲気と合わせたいなというような時などに便利です。
また、磨くことで光沢も出すことが出来るので見た目が古くなった鉄製品や自転車を蘇らせることも出来ます。
このようにラッカースプレーは様々な用途に使うことが出来るのです。
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ラッカースプレーの使い方
用途を紹介したところでここからは使い方を紹介していきますね。
まずは塗装する色のスプレーをぬるま湯で湯煎しましょう。
こうすることで中の塗料がなめらかになって塗りやすくなります。
ここで注意して欲しいことがあって温める時には熱いお湯は絶対に使わないよにしてください。
スプレー缶が爆発してしまう恐れがあります。
そして、スプレーが湯煎出来たら次は塗りたいものもドライヤー等で軽く温めておきます。
目安としては人肌ぐらいです。
こうすることで塗料の乗りが良くなります。
温め終わったあとはスプレーを塗れていないところがないようにまんべんなく噴霧していきましょう。
塗料を厚めに塗りたい時はスプレーを近くで噴射し薄く塗りたい時は遠目から噴射すると上手くいきやすいです。
しかし、厚めに塗りたい時に1回で終わらせようとしてしまうと塗料が垂れてしまいます。
なので、垂れない程度にしておき大体3回ぐらいで仕上げるようにするのが良いでしょう。
また、噴射している時に対象物との距離を一定にして吹き付けるというのを意識すると塗りムラが出にくいので是非覚えておいてください。
塗装後は日に当てたり冬場であればヒーターの前に置いて乾燥させます。
ラッカースプレーは乾燥が早いのでそこまで時間はかかりません。
ラッカースプレーの乾燥時間は?
先程も書きましたがラッカースプレーは他の塗料と比べて乾燥が早い塗料。
そのため、塗装の濃度や厚さにもよりますがおよそ3時間ぐらいで表面は乾燥します。
ただ、内部まで完全に乾燥するのを考えると丸一日と考えておくのが良いでしょうね。
また、それ以降も塗装を定着させるために数週間は擦ったりしないようにしない方が良いかと思います。
ラッカースプレーを使う時に注意したいこと
ラッカースプレーには使い方によっては健康を害する恐れがあります。
なので最後に注意しなければいけないことをいくつか紹介しておきますね。
屋内でできるだけ使わない
ラッカースプレーを使う際はできるだけ外で使うようにしましょう。
また、天気が良い日でなおかつ風がない湿度の低い日に使うのがベストです。
これは塗料が風で飛ばずに上手く乗りやすいですし乾燥もさせやすいからです。
ゴーグルとマスクを付ける
ラッカースプレーは揮発性が高く臭いもキツイです。
あまり吸いすぎたり目に入ったりすると健康を害することがあるので着用するようにしましょう。
また、屋内の場合は必ず換気しながら作業するのを心がけてください。
服や靴に気をつける
ラッカースプレーの塗料は服や靴に1度ついてしまうとかなり落とすのが大変です。
そのまま取れずに落とせないこともあります。
なので、お気に入りの服や靴を履いてするのではなく汚れても大丈夫なもので作業するようにしましょう。
まとめ
今回は、ラッカースプレーについて色々とまとめてみました。
ラッカースプレーの正しい知識を身につけていただけたでしょうか?
是非、周りの友達にも教えてあげてくださいね。
今回はここまで、最後までお付き合いいただきありがとうございました。