きび団子といえば何をイメージしますか?
ほとんどの人は桃太郎や岡山県なんかをイメージするかと思います。
桃太郎という有名な物語に出てくるのできび団子の知名度はとても高いでしょう。
ただ、きび団子のことについて桃太郎に出てくる団子ということ以外で知っていることが少ないという人も多いかと思います。
また、写真でどんなものを見たことがある人はいても食べたことがなく味がわからないという人も多いです。
そこで今回はきび団子について色々と書いてみました。
今回のお届け内容はこちら↓
- きび団子はどんな味?
- きび団子の原材料は?
- きび団子の賞味期限は?
- きび団子の歴史を解説!
となっています。
それでは発送開始!
きび団子はどんな味?
まずはきび団子の味についてです。
きび団子の味ってどんなのか見当つきますか?
食べたことがある人はもちろんわかると思いますが食べたことない人はなかなかイメージが付きませんよね。
というのも、まず「きび」というものがどのようなものなのかあまり知らないという人も多いかと思います。
黍というのは米と同じくイネ科の植物で五穀の一つとされている穀物のこと。
昔はお米と混ぜて炊かれることもあったようです。
しかしながら、今のきび団子には「きび」が使われていないことも。
ちなみに黍が入ってない黍団子は大福の皮のような味がします。
雪見大福を食べたことがある人はあれの皮の部分を想像してもらえばとわかりやすいかと。
黍が入っていないきび団子はあれとほとんど同じ味がします。
ただ、しっかりと黍が混ぜられているものはすこし特有の味がします。
なかなか形容しがたいのですが雑穀米のような風味でしょうか。
そもそも雑穀米には黍が入ってることもありますからね。
なんというか雑穀特有の味がします。
とはいってもとても癖があるといったわけではありません。
気になった人は一度食べてみてください。
やはり食べずにその味を完全に理解するということは出来ませんからね。
きび団子の原材料は?
続いてはきび団子の原材料についてです。
きび団子は先ほども言ったように「きび」が使われていないものもあります。
それをきび団子といってよいのかは別として。
まあ、それの原材料をここで紹介しても面白くありませんよね。
なので、ここでは「きび」が使われているきび団子の原材料について書いていこうと思います。
それがこちら↓
- 米粉
- 黍粉
- 砂糖
主な原材料はこれだけです。
とてもシンプルな材料ですよね。
ここに餡が入ったり黒糖が混ぜられたりもしますが基本的な材料はその3つです。
なので、自宅で作ることも出来ます。
難しいものではないので作り方を紹介しておきますね。
用意するものは↓
- もちきび 50g
- 水 100ml
- 上新粉 50g
- 熱湯 60ml
- 上白糖 10g
- 塩 ひとつまみ
作り方↓
- もちきびは洗い水に浸し30分おき水切りをしておく
- もちきび、水を耐熱ボウルに入れラップをして600Wの電子レンジで5分加熱する
- そのまま10分蒸らす
- すり鉢へ移して粘り気が出るまですりこぎですり潰します。
- 耐熱ボウルに上新粉、熱湯を入れて耐熱性のヘラで混ぜ合わせてラップをして600Wの電子レンジで1分加熱する
- 耐熱性のヘラで混ぜ合わせて再度ラップをして600Wの電子レンジで1分加熱する
- 4.に入れてすりこぎでつぶしながら混ぜ合わせる
- 上白糖、塩を加えて混ぜ合わせる
- 一口大に12個丸める
- バットにトッピングの材料を入れ混ぜ合わせて5を入れてまぶす
- 串に3個ずつ刺して皿に盛り付ける
参考:https://www.kurashiru.com/recipes/e3c5080f-7488-4084-9c01-04f06ffc461b
これで完成です。
作り方は難しいものではないのでぜひ試してみてください。
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そして話を戻しますが「きび」が入っていないきび団子はここから黍を抜いたもの。
これはいわゆる求肥と呼ばれるものです。
きび団子は求肥に黍を混ぜたものとも言えるでしょう。
こちらの作り方についても紹介しておきますね。
用意するものは↓
- 餅粉(白玉粉) 50g
- 上白糖 80g
- 水 100ml
- 片栗粉かコーンスターチ(餅とり用) 適量
作り方↓
- 餅粉に水を少しずつ加えてだまが出来ないようによく混ぜる
- 砂糖を加えて更に混ぜる
- サランラップをして電子レンジ(600w)で2分加熱しする
- ぬらした木杓子で混ぜてさらに1分レンジにかけてまた混ぜる
- 半透明になって艶が出たら木杓子を濡らし片栗粉かコーンスターチを敷いた上に取り出す
- 上からも片栗粉などをまぶして指で広げる
参考:https://cookpad.com/recipe/336073
これで完成です。
こちらも簡単に作ることが出来る。
先程のと両方作って食べ比べてみるというのも楽しいかと思います。
きび団子の賞味期限は?
続いてはきび団子の賞味期限についてです。
きび団子を製造しているメーカーは多くあるので一概には言えません。
ただ、大抵のメーカーは賞味期限が20日前後に設定されていました。
数日しか持たない和菓子も多くある中できび団子は長い方かと思います。
そのため、お土産などとして買うのにも良いでしょう。
どんなものなのか気になりつつも食べる機会がないきび団子。
こういった訳で食べたことがない人も多いでしょうからお土産で渡せば喜んでもらえるかと思います。
きび団子の歴史を解説!
最後にきび団子の歴史について書いて終わりたいと思います。
きび団子は廣榮堂が安政(1854年-1859年)のはじめに考案したといったように言われることが多いです。
しかしながら、正確には「廣榮堂の祖先」らが合作したものが先駆けであったというのが正しいよう。
詳しくは↓
- 1855年に岡山城下の町人が赤色のかきもち風の四角形の和菓子を製造する
- 無銘だったので国称から吉備だん粉と名付けられる
- 廣榮堂の初代の祖先もそれを販売する店を構える
- それから廣榮堂の初代の武田浅次郎が商売を引継ぐ
というのが詳しいきび団子の歴史なのです。
まとめ
今回はきび団子についていろいろと書いてみました。
きび団子というと桃太郎にでてくる団子というイメージしかなかった人も少しはきび団子について詳しくなったのではないでしょうか。
ぜひ周りの人にも共有してあげてください。
今回はここまで。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。