アスパラガスがどのように育っていくかを知っていますか?
皆さんは絶対一度は食べたことがあると思いますが、
どのように育っていくのかを知っている人は少ないでしょう。
食べ物としてのアスパラガスは知っていても、
植物としてのアスパラガスを知っている人は少ないです。
そこで今回はアスパラガスを植物としてみて書いてみました。
今回の調査内容は↓
- アスパラガスはどのように育つ?
- アスパラガスは巨大に育つ?
- アスパラガスの育て方を紹介!
となっています。
それでは発送開始!
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アスパラガスはどのように育つ?
まずはアスパラガスが育つ過程についてです。
まず、芽が出ます。
まあこれは当たり前ですね。
大抵どんな植物でも最初に芽が出ますから。
ちなみに発芽する季節は春です。
そこからぐんぐんと大きくなり秋に枯れます。
枯れるというとそれで終わってしまったかのように思う人もいるでしょう。
しかしながら、これでアスパラガスが完全に死んでしまったわけではありません。
また春になると再び発芽します。
そして少し大きくなってきた5月。
ここで遂に収穫の時が来ます。
この収穫時期に関しては産地によって変わりますがおおよそ5月前後に収穫されます。
このように最初の一年には収穫できず次の年から収穫できるようになるのです。
また、収穫のピークを迎えるまでには4年から5年もかかります。
アスパラガスを栽培するのにここまでの労力がかかるということを知らなかった人も多いのではないでしょうか。
アスパラガスが売られているのを見て少し高いなと思ったことがある人も多いかと思います。
ただ、アスパラガスが収穫されるまでを知るとその価格にも納得できるのではないでしょうか。
少し説明が複雑になってしまったので最後にまとめを載せておきます↓
- 種をまく (春)
- 1年目の発芽 (春)
- 枯れる (秋)
- 2年目の発芽 (春)
- 初めての収穫 (春)
- 枯れる (秋)
- 3年目の発芽 (春)
- 2回目の収穫 (春)
- 枯れる (秋)
- ………
このようにまとめると少しはわかりやすくなったのではないかなと思います。
2年目以降は毎年収穫することが出来ます。
ちなみにそこからは10年間くらいは収穫し続けることが出来るのだとか。
しかも、ほとんど世話をする必要もありません。
アスパラガスというとなんとなく栽培が難しそうな雰囲気がありますよね。
しかしながら、しっかりと育て方を知れば育てることも可能です。
この記事の最後で育て方を紹介するので気になる方はそれを参考にしてみてください。
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アスパラガスは巨大に育つ?
続いてはアスパラガスの高さについてです。
アスパラガスというとスーパーに売られているあの小さな姿しか知らない人も多いかもしれません。
しかしながら、アスパラガスはとても高く成長する植物です。
収穫せずに放置するととても大きく成長します。
それがこちら↓
このように高く成長するんです。
知らなかったという人も多いでしょう。
ちなみにこれは176センチまで成長したのだとか。
私と同じくらいの大きさのアスパラガスがあるとは驚きです。
画像ついでに花の画像も載せておきますね↓
普通にかわいいですよね。
もう少し小さくまとまってくれるのであれば家でも観葉植物として育てたいくらいです。
それにしても野菜の花ってかわいいものが多いですよね。
知らない人は「野菜 花 かわいい」でぜひ調べてみてください。
可愛い花がたくさん出てくるので。
アスパラガスの育て方を紹介!
ここではわかりやすいように、
- 育苗管理
- 栽培管理
- 収穫
の3つに分けて紹介していきますね。
育苗管理
ここでは種まきから間引きなどの仕方を紹介していきます。
種まき
種まきはポット(9cm)に2~3粒をまきます。
覆土は5mm程度にしてください。
その後はたっぷり水やりし乾燥を防ぐため新聞紙をかけてあげましょう。
ちなみに種をまく前にぬるま湯に2日ほどつけておくと発芽しやすくなります。
発芽まで15~20日程度かかるのですがこの時の温度は30℃以上にならないよう注意しましょう。
間引き
発芽後は新聞紙を除いてあげましょう。
それから、草丈4~5cmくらいの時に草勢が強い芽を1本残すよう間引いてあげてください。
育苗
育苗中は水やりをこまめに行いましょう。
定植適期苗は、
- 本葉3~4枚
- 草丈15cm程度
の大きさです。
この大きさになると定植してあげる必要があります。
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定植から株養成まで
ここでは定植から株の養成の仕方を紹介していきます。
定植の準備
定植の2週間以上前に苦土石灰を施して耕しておきましょう。
そして、1週間前に堆肥と元肥を施して耕し畝を作ります。
それぞれの量は1平方メートル当たり↓
- 苦土石灰 3握り(約150g)
- 堆肥約 3kg、
- 元肥は化成肥料(N:P:K=8:8:8) 3握り(約150g)
となっています。
これで定植の準備は完了です。
定植
定植は適期苗をポットの土面が畑面より5cmほど深くなるよう植えてあげます。
この時に水やりしますが覆土はしません。
株の養成
追肥は1カ月に1回としましょう。
追肥は1平方メートル当たりで化成肥料(N:P:K=8:8:8)を軽く1握り(約30g)となっています。
株養成のため晩秋で、
- 株当たり茎数は40本
- 草丈70cm以上
を目標とします。
雑草防除と適切な水やりを心掛けましょう。
また、定植後の倒伏防止として支柱を立てひもを周囲に回してあげましょう。
栽培管理
冬に入って茎葉が黄化したら刈り取って焼却します。
そして、早春にまた茎が出てきたら畝全面に施肥(春肥)します。
春に加えて夏秋にも収穫する場合には春の収穫を早めにやめて施肥(夏肥)をしましょう。
そして、
- 暖地で4~5本
- 寒冷地で10~15本
を立茎(茎葉を伸ばす)しながら収穫します。
そして、冬を迎えます。
これを毎年繰り返します。
ちなみに春肥・夏肥・追肥では化成肥料を1平方メートル当たり↓
- 春肥・夏肥 3握り(約150g)
- 追肥(1カ月に1回) 軽く1握り(約30g)
となっています。
中耕、除草、水やりなども忘れずに行うようにしましょう。
収穫
最後に収穫の仕方を紹介していきますね。
春のみ収穫する場合
期間は、
- 栽培2年目で15~20日くらい
- 3~4年目で30~40日
- 5~6年目で50~60日
くらいに抑えましょう。
その後は次の年のために茎葉を伸ばして根に養分を蓄積させます。
収穫はハサミを使って25~30cmで切り取って行います。
収穫後は食べる直前までラップでくるんで立てて冷蔵しておきましょう。
夏秋にも収穫する場合
春の収穫を早めにやめて立茎をきちんと行いましょう。
秋は若茎が発生しなくなるまで収穫します。
収穫方法は先程と同じです。
参考:https://sakata-tsushin.com/oyakudachi/lesson/vegetable/post_15.html
まとめ
今回はアスパラガスの成長について書いてみました。
収穫までの過程は僕も初めて知ったので驚きました。
あんなに大変なんですね…。
今まで以上にアスパラガスを食べる時に感謝をしようと思いました。
今回はここまで。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。