豆板醤にどれだけの塩分が含まれているか知っていますか?
豆板醤は辛みを料理に加えるために使われることが多いかと思います。
なので、豆板醤は塩味が強いということを知らないという人もいるかもしれません。
ただ、豆板醤は実は塩味が強く塩分も結構含まれています。
そのため辛いのが好きな人は多く豆板醤を料理に入れたりしますがそれでは塩分過多になってしまうことも。
そこで今回は豆板醤の塩分について書いてみました。
今回のお届け内容はこちら↓
- 豆板醤の塩分量は?
- 豆板醤の材料は?
- 豆板醤の歴史について
となっています。
それでは発送開始!
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豆板醤の塩分量は?
早速、豆板醤の塩分量について書いていきますね。
冒頭にも書きましたが豆板醤は辛みがあるだけではなく塩味も強いです。
それに伴いもちろん塩分も多く含まれています。
どれくらい含まれているかというと小さじ一杯で1グラムほどです。
これだけではどれくらい多いかわからない人もいるかもしれません。
他の調味料の塩分量を挙げると↓
- 濃口醤油 小さじ一杯で0.9g
- 薄口醤油 小さじ一杯で1.0g
- 赤味噌 小さじ一杯で0.8g
- 白味噌 小さじ一杯で0.5g
とこのようになります。
味噌よりは明らかに塩分量は多いですし醤油と比べても同等かそれ以上の塩分量を持っているのです。
そのため、高血圧などで塩分を摂りすぎてはいけない人は豆板醤を使う際には注意が必要でしょう。
また、そうでなくても使いすぎてしまうと確実に塩分過多に陥ります。
そのため、単に料理に辛みを入れたいだけなのであれば豆板醤だけで辛みを加えるのはやめましょう。
それをすると塩分が多くなりすぎてしまいます。
上手く他の香辛料を使うなどして工夫することをお勧めします。
中華料理に使われる香辛料は↓
- 朝天辣椒(チョウテンラージャオ)
- 花椒(ホアジャオ)
- 五香粉(ウーシャンフェン)
といったように主なものだけでも多くの種類があります。
それぞれに特徴を簡単に紹介していきますね。
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朝天辣椒(チョウテンラージャオ)
これは唐辛子をベースに砕いたニンニクを加えた調味料。
とても辛いのが特徴となっています。
なので使い際には量を注意するようにしましょう。
ちなみに、
- 炒め物
- 麺類の辛み付け
- 点心の付けダレ
といったようなものに使われます。
花椒(ホアジャオ)
「四川山椒」(しせんさんしょう)や「中国山椒」と呼ばれることもあります。
日本の山椒と似ているのですが辛みがそれと比べるとマイルドなのが特徴です。
- 麻婆豆腐
- 炒め物
- 煮込み料理
- 鍋料理
といったように色々な料理に使うことが出来ます。
五香粉(ウーシャンフェン)
これは中国の代表的な混合スパイスのことです。
日本でいうと七味唐辛子なんかが似ているのではないかなと思います。
五香粉という名前ですがすべてが5種類の香辛料で作られているわけではなく、
- 桂皮(シナモン)
- 丁香(クローブ)
- 花椒(カホクザンショウ、ホアジョー)
- 山椒
- 小茴(フェンネル、 ウイキョウ)
- 大茴(八角、スターアニス)
- 陳皮(ちんぴ)
といったような様々な香辛料を混ぜ合わせて作られています。
消臭効果を持っているので肉や魚の生臭さを消すのに効果的となっており殺菌効果もあります。
- 炒め物
- 揚げ物
- 煮込み料理
- ラーメンの隠し味
といったようにこれもまた様々な料理で使うことが出来ます。
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このように中華香辛料は豆板醤以外にも多くの種類があります。
作りたい料理に合わせていろいろと組み合わせるのも楽しいのではないでしょうか。
豆板醤の材料は?
続いては豆板醤の材料についてです。
豆板醤という名前を聞いたり口にしたりすることは多いかと思いますが何で作られているのかということを知っている人は意外と少ないのではないでしょうか?
豆板醤は↓
- ソラマメ
- ダイズ
- 米
- 大豆油
- ごま油
- 塩
といったものが主な原料です。
これでは辛みがある材料がないではないか?と不思議に思うかもしれません。
ただ、本来豆板醤には辛味は無いのです。
辛みがあるのものの事は特に豆板辣醤と呼びます。
しかしながら、最近では辛みがある方が主流になっているためそちらも豆板醤と呼ぶようになったのでしょう。
それにしても主原料がソラマメということは知らなかった人も多いのではないでしょうか。
僕も初めてこれを知った時は驚きました。
なんてったってソラマメ的な味を少なくとも僕は感じることが出来なかったので…。
皆さんはこれを知る前から豆板醤にソラマメの風味を感じていましたか?
といっても醤油もそこまで大豆の風味を感じることが出来ないのでそれと同じなのでしょうね。
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最後に作り方についても軽く書いておきますね↓
- 皮が固いため発芽させて皮を剥く
- それを麹に漬ける
- 食塩を加え半年発酵させる
- 香辛料を加えてさらに発酵させる
このように豆板醤を作るのには時間が結構かかります。
ただ、頑張れば自分で作るのも可能なようなので興味がある人はやってみてはいかがでしょうか。
豆板醤の歴史について
最後は豆板醤の歴史についてです。
発祥の国は皆さんもご存じのとおり中国です。
もう少し詳しく言うと中国の四川省ではじめてつくられました。
四川省というと何を思い浮かべますか?
多くの人は辛い料理が多い四川料理を思い浮かべるのではないでしょうか。
そう考えると豆板醤は四川省らしい調味料であるといえるでしょう。
今でも豆板醤は四川料理には欠かせないものとして四川省で重宝されています。
また、四川省は豆板醤の一大生産地としても知られています。
ちなみにはじめて作られた年代は200年以上前です。
200年でも十分に長い歴史であると言えますがもっと古い歴史があると思っていました。
味噌の原型は1300年前の飛鳥時代にはもう形成されていたので豆板醤はそれに比べれば最近できた味噌だといえますからね。
といっても200年以上前なので最近というのもおかしいですが。
ただ、中国3000年の歴史というほどなので個人的には誕生してからそこまで経っていないことに驚きました。
てっきりもっと前からある調味料だと思っていたので。
まとめ
今回は豆板醤について調べてみました。
豆板醤は結構ポピュラーな調味料ですが知らないことも多いのではないでしょうか。
特に豆板醤がソラマメから作られた味噌だということを知っていた人は少ないのではないかと思います。
今回はここまで。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。