木魚の由来は?作り方や材料にどんな音なのかも!

みなさんの中に木魚を実際に触ったことがある人や叩いたことがある人はいますか?

お坊さんが叩いているところを見ると1度は叩いてみたいなと思ったりしますよね。

しかも、ポクポクポクという木魚ならではの音は結構耳に残ってなかなか離れません。

また、意外とずっと聞いていられる音なのではないかなと思います。

ただ、なかなか身近にはないでしょうから知らないところも多いのではないでしょうか。

そこで今回はそんな木魚について色々と調べてみました。

今回のお届け内容はこちら↓

  • そもそも木魚ってどんなもの?
  • 木魚の由来は?
  • 木魚の材料や作り方は?
  • 木魚の音はどんな音なのか?

となっています。

それでは発送開始!

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そもそも木魚ってどんなもの?

お寺などでお坊さんが一定のリズムで叩いている木魚。

これは一体どんなものなのでしょうか?

木魚とは

木魚とはお経を読む時に叩いて使われる木製の道具。

主に

  • 禅宗
  • 浄土宗
  • 天台宗

で使われているみたいです。

浄土宗では一時期使用禁止だったこともあるようですが色々な宗派で使われています。

大きさは小さいもので直径30cm(約1尺)、大きいもので直径90cm(約3尺)なのだとか。

木魚の目的

木魚の主な目的は念仏を唱える時に念仏を邪魔しないように裏打ちで叩き拍子を整えるというところにあります。

木魚によって拍子の良い念仏が生み出されるという訳です。

木魚はこのように大きな役割を担っているといえるでしょう。

楽器としての木魚

お寺で使われるイメージが強い木魚ですが実は楽器として使われるのを目的として作られた木魚もあります。

そして、それらは「チャイニーズ・ブロック」や「テンプルブロック」と呼ばれます。

どのような場所で使われているのかというと、

  • 歌舞伎
  • ジャズ
  • オーケストラ
  • 吹奏楽
  • クラシック

といったような場所で使われているようです。

この楽器用の木魚の特徴は、

  • 細長い
  • 高音で硬い音が出る
  • 柔らかい音も出る

ということがあげられ本当に一楽器として活躍しているみたいです。

まさかお寺で使われている木魚が音楽の世界で活躍しているなんて衝撃的すぎますよね。

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木魚の由来は?

木魚の由来は、中国の「魚板(魚鼓)」というものにあります。

魚板とは板を魚の形に彫ったもののこと。

中国では昔、人集めのために叩いて使われていた道具のようです。

これが後に立体化され念仏やお経を読む時に叩いて使われるようになりそれが17世紀の日本にもたらされました。

やはり宗教関係のものには中国との関わりが深いということを改めて感じますね。

またこれ以外にも木魚の由来には諸説があり、

  • お坊さんの眠気を防止するため
  • 彫刻されている魚は眠る時に目を閉じないから

なんて説もあるみたいです。

木魚の材料や作り方は?

木魚の主な材料はもちろん木ですが木魚に適している木というものがあります。

それが、

  • 栓の木
  • クスノキ
  • 桑の木

といったような木でこれらが木魚を作るのに適していると言われています。

1900年代後半には柔らかくて木魚を作る職人から好まれていた栓の木がよく使われていました。

しかしながら、現在では栓の木の値段が高騰したということもありあまり使われなくなり今ではクスノキが主流になっています。

お寺などにある木魚は大きいものがほとんどだと思うのですが太い木になるクスノキは最適な材料となるようですね。

他にも桑の木から作られる木魚は木目が綺麗に出て長年使うことで黒みを帯びそれが高級感を醸し出すなどと素材によって特徴があります。

ただ、この木の葉は蚕のエサになりあまり使う事が出来きないために値段が高くなっているのだとか。

また、欅は木目が太くなってしまったり固くて彫りにくいためにあまり需要はないみたいです。

なので、木魚の値段は大きさにもよりますが数千円のものもあれば、「芯去り」と呼ばれるような数百万円するものもあります。

芯去りというのは名前の通り木の芯をはずした木から作られるもののこと。

これから作られるものは狂いが少なく非常に魅力的なものになるそうです。

そのため、芯去りの木魚はとても高価なものになるよう。

さらに木魚を作るには出来るだけ太い丸太の方が好ましいのですがあまり上質すぎるものなどは天然記念物として指定されたり文化財になったりして伐採しにくくなるのだとか。

トトロに出てくるような大木があったら大量の木魚が作れるかもしれませんがまぁ確実に天然記念物に指定されて伐採できないのでしょうね。

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木魚の作り方

木魚は鈴のような形をしていて中は空洞になっています。

ここで疑問を覚える人もいるかと思います。

どうやって中を空洞にしているんだろうか。

まさかあの小さい隙間からくり抜いてるのだろうか。

といったように。

なんとそのまさかで木魚を空洞にするのにあの小さい隙間から少しずつくり抜いていって作っているみたいです。

もっと詳しく作り方の流れを説明すると、

  1. 丸太を木魚のサイズに輪切りにする(芯の部分を避ける)
  2. ノコギリやヤスリで大まかな形を作る
  3. ノミとカンナ寸法や形を整えていく
  4. 特殊な形をしたノミで中をくり抜いて空洞にする
  5. 自然乾燥させる
  6. 注文に応じて模様を彫ったり装飾したりする
  7. ワックスでツヤ出し
  8. 音の調整
  9. 完成

という流れで作られるそうです。

これを全て手作業でと考えるとかなりの苦労が窺えますね。

木魚の音はどんな音なのか?

基本的にはどの木魚もポクポクポクという音がなるのですが使われている木によって高かったり低かったりと音が違うみたいです。

また、木魚を叩くための道具であるバイ(バチ)によっても音の違いは出るそうです。

ちなみにきちんと乾燥させられた木魚の音は10年経とうが20年経とうが変わらない音を出し続けるのだとか。

木魚の音が出ないとき

木魚の音が鳴らなくなるということはまずないのだとか。

特に高価な木魚は落として割ってしまったりしない限り音が出なくなることはみたいです。

なので、木魚に原因があるのではと考える前にバイや木魚を乗せている座布団に原因がないか探してみてください。

バイが寿命だったり座布団がダメになっている事が割とよくあるみたいです。

まとめ

今回は木魚について色々とまとめてみました。

思わずへぇと言ってしまうようなことがたくさんあったと思います。

周りの友達に木魚について教えてあげてみてもいいかもしれませんね。

今回はここまで、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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