皆さんアリには蜜があるということを知っていますか?
蜜というととても甘いものですがそうするとアリを食べると甘い味がするのでしょうか。
また、蟻の蜜というのはどのような味がするのだろうかと気になりますよね。
はちみつみたいにおいしいのであればぜひ食べてみたいところ。
そこで今回はアリの味や蜜の味について調べてみました。
後半ではハニーアントについても書いていきますね。
今回のお届け内容はこちら↓
- アリの蜜の味は?
- ミツツボアリとは?
- ハニーアントの販売場所は?
となっています。
それでは発送開始!
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アリの蜜の味は?
まずはアリの蜜の味についてです。
蟻といえばどんなイメージがありますか?
甘いものを放置しておくと集まる虫といったように思う人もいるかと思います。
実際にアリは甘いものを餌とします。
そのため、それが体内に栄養源として蓄積され蜜になるのです。
アリの蜜は蜜というだけあって甘いです。
似ている味といえばはちみつが挙げられるでしょう。
はちみつも同じ昆虫であるハチの蜜なので。
また、アリはハチと共通した特徴を多く持っていますからね。
しかしながら、アリには蜜があるからといってアリの味も甘いというわけではありません。
アリの味は甘くはなく酸っぱいのです。
なぜか酸っぱいのかというとアリは蟻酸という酸を持っているから。
蟻酸というのは↓
最も簡単なカルボン酸。
無色の刺激臭のある液体。
アリやハチの毒腺(どくせん)やイラクサのとげなどの葉に含まれ、皮膚にふれると水疱(すいほう)ができる。
最初にアリを蒸留して得られたところからの名。
出典先:https://kotobank.jp/word/%E8%9F%BB%E9%85%B8-473425
↑こういったもの。
ちなみにこの蟻酸は、
- 家畜用飼料(サイレージ)の防腐剤や抗菌剤
- 養鶏業ではサルモネラ菌除去のために飼料に加えられる
- 養蜂業ではミツバチヘギイタダニ等のダニ殺虫
参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E9%85%B8
といったような用途で利用されています。
これらの他にも繊維工業や皮なめしの場で使われていたり香料となるものもあるのだとか。
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話が逸れましたがこのようなものがアリには含まれているため食べてもまったくおいしくありません。
また蟻酸は人体に有害であり、
- 目に入ると最悪のケースだと回復不能な障害
- 触れると皮膚のかぶれ
といったような人体への影響があります。
ただ、日本のアリであればそこまで心配する必要はないでしょう。
それどころか日本のアリの中にはこの蟻酸があまりない種類もあります。
すべてのアリが蟻酸を持つわけではないので蟻酸を持たないという種類も。
そういったものであれば食べるとほのかに甘みを感じることが出来ます。
ただ、そもそも食感があまりおいしくないので好んで食べたいと思う人は少ないでしょう。
しかしながら、世界には食べたら美味しいアリというのも存在します。
それがハニーアントというアリです。
ハニーアントという名前からも想像できるかと思いますがハニーアントは大量の蜜を体に蓄えています。
そのため、このアリは食べて甘みをしっかりと感じることが出来るのです。
また、酸味もあるためレモンティーのような味がするのだとか。
レモンティーの味がするとなると一度食べてみたいものですよね。
私はおいしそうだから食べたいというよりかは好奇心で食べたいと感じてしまいます。
ミツツボアリとは?
続いてはミツツボアリについてです。
ミツツボアリという名前からハニーアントであることがわかるでしょう。
ハニーアントといえばミツツボアリというように代表的なハニーアントです。
ちなみにこれがミツツボアリです↓
まさに名前の通り蜜が入ったツボのようなものを持つのが特徴です。
これは花の蜜を体内に溜めこんでいるのだとか。
確かにこれだけ大量の蜜があれば甘い味がするのも納得ですよね。
実際にオーストラリアの原住民であるアボリジニーはミツツボアリを食用としているようです。
ちなみに食べるのは腹部だけでその部分を噛みちぎって蜜を食べるのだとか。
味は甘くてとてもおいしいようで高タンパクで栄養価もあるそう。
味もおいしくて栄養もあるお菓子を捕まえて食べることが出来るなんてアボリジニーが羨ましい限り。
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ちなみにミツツボアリは砂漠などの乾燥地帯で生息しているよう。
そのため、食料が多くあるわけではないので頻繁に食事をするということがかないません。
砂漠に花が咲いていることなんてめったにないですからね。
そういったこともあり自分のおなかに栄養源として大量の蜜を蓄えているのです。
ちなみにミツツボアリは、
- 蜜を蓄える係
- 食料を探す係
といったように分業制になっているのだとか。
先程もアリとハチは似ていると書きましたが蜜を溜めこむことだけでなくこういった分業制になっているところもハチに似ていますよね。
例えばミツバチなんかも、
- 掃除
- 育児
- 巣作り
- 貯蓄係
- 門番
- 外勤蜂
出典先:http://www.tamagawa.ac.jp/hsrc/contents/pages/note/bee-life.htm
といったように分業になっていますから。
と話が逸れましたが、そういうこともあり全部のミツツボアリが蜜を蓄えているというわけではないようです。
ちなみに食糧難になったら蜜を蓄える係のアリが自分が蓄えた蜜を他のアリに与えるそう。
その瞬間をぜひとも見てみたいものですよね。
ハニーアントの販売場所は?
最後はハニーアントの販売場所についてです。
気持ち悪さもありつつ少し食べてみたい気持ちになった人もいるのではないでしょうか。
僕は一度でも良いから食べてみたいものです。
そこで販売されていないかと調べたのですが残念ながら販売しているところを見つけることは出来ませんでした。
そうなると自分で採りに行くしかないですね。
ちなみに採集している際の動画がこちら↓
このようにして採集するようです。
採取をするのには結構時間がかかるようですね。
しかも、そもそも生息地域がオーストラリアの砂漠なので採取するにはそこまで行かないといけません。
日本にもハニーアントがいればいいのになんて思ってしまいますよね。
まとめ
今回はアリの蜜について書いてみました。
是非ともアリの蜜を食べてみたいものです。
ハニーアントが売っていればよかったのに…。
もう1匹500円とかいう破格でも買って食べたいくらいです。
オーストラリアに行った際にはぜひハニーアントを食べて来てください。
今回はここまで。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。