ダイエット食品として注目されているオートミール。
オーツという名前で呼んでいる人やその名前で聞いたことがあるという人も多いかと思います。
これは燕麦を脱穀して調理しやすいように加工したもの。
精白されていないためミネラルなど色々な栄養素が取れるために健康的な食べ物となっています。
しかし、中には便秘解消のために食べ始めたもののむしろ悪化してしまったという人もいることでしょう。
何かオートミールにはデメリットのようなものがあるのでしょうか。
今回はオートミールについて色々とまとめてみました。
今回のお届け内容はこちら↓
- オートミールは便秘になる?
- オートミールの食べすぎは下痢や消化不良の原因になる?
- オートミールは太る?
となっています。
それでは発送開始!
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オートミールは便秘になる?
オートミールは便秘になると言うよりも便秘解消の効果の方があると言えます。
というのもオートミールには便秘の解消に効果があるとされている食物繊維が沢山含まれています。
具体的な数字でいうと100gあたり9.4gもの食物繊維が含まれているのです。
この数字を見てもピンとこない人もいるかもしれません。
ただ、
- 白米は0.5g
- 玄米は3g
といったように他の穀類と比べると明らかな違いがあるというのがわかるかと思います。
オートミールは2種類の食物繊維をもつ
オートミールは豊富に食物繊維を含んでいるだけでなく2タイプの食物繊維を摂ることが出来ます。
食物繊維には、
- 水溶性食物繊維
- 不溶性食物繊維
という2つのタイプの食物繊維がありそれぞれ違った特徴を持っています。
オートミールはそのどちらも含んでいるのです。
また、水溶性と不溶性はバランスよくとることがとても大切でどちらかに偏りがあると逆効果になることがあります。
しかしながら、オートミールは水溶性と不溶性の割合が1:2と理想的なのです。
それではそれぞれの食物繊維について簡単に説明していきますね。
水溶性食物繊維
この食物繊維は水に溶けると粘性が高くなる特徴をもちそれによって腸の中をゆっくり移動します。
これにより腹持ちが良いという利点があるのです。
血糖値の急な上昇を防いだりコレステロールを体外へ排出するといった効果も。
また、腸内で善玉菌のエサになることでおなかの調子を整えてくれるという働きもあります。
不溶性食物繊維
この食物繊維は吸水性が高いため水分を吸収し膨らみます。
これにより腸内でかさが増えることにより腸が刺激され便通を促進する効果があるのです。
さらに水溶性ほどではないものの善玉菌のエサとなっておなかの調子を整える効果も期待出来ます。
つまりオートミールに含まれる食物繊維から
- 腹持ちを良くする
- 便秘解消の効果がある
- お腹の調子を整える
というような効果を得るということ。
ここまで多くの効果が得られるというのは魅力的ですよね。
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オートミールの食べすぎは下痢や消化不良の原因になる?
オートミールは先程も書いたように食物繊維が沢山含まれる食べ物です。
食物繊維は様々な効能があります。
なので、食べ過ぎないようにしている分には便秘解消などの体にとって良い効果をもたらしてくれることでしょう。
しかしながら、食べすぎてしまうとさまざまな体調不良の原因となってしまいます。
便秘
先程も書いたように食物繊維は適正量であれば便秘の解消になります。
しかしながら、摂りすぎてしまうと逆に便秘になってしまうのです。
というのも、不溶性食物繊維にはお腹の中で水分を吸収してふくらむという特徴があります。
これにより摂り過ぎてしまうと腸の中で渋滞を起こし便秘に繋がってしまうのです。
下痢
下痢には、
- 細菌やウイルスの感染によるもの
- 暴飲暴食
- 腸の炎症
- 消化不良
- ストレス
などさまざまな原因がありますが食物繊維が原因で起こることも。
というのも、オートミールに含まれる水溶性食物繊維は便を柔らかくする効果があります。
この食物繊維摂りすぎることで便に水分が含まれすぎてしまい下痢になってしまうのです。
吐き気
これはオートミールに限ったことではないのですが食べ物を食べ過ぎてしまうと胃にたくさんの食べ物が入り頑張って消化しようとするために胃酸が出ます。
その胃酸が出過ぎてしまうことで食後に気持ちが悪くなってしまい吐き気を催してしまうのです。
オートミールは太る?
オートミールのカロリーは100グラムあたり380Kcalとなっています。
これだけをみるとかなり多いように感じるかもしれません。
しかしながら、オートミールの一食分あたりのグラム数は30グラム程度が標準的。
そのため、一食当たりに換算すると114Kcalと非常に低カロリーな食品だと言えます。
またオートミールに、
- 野菜
- フルーツ
- 調味料
を加えたとしてもカロリーは一食あたり200Kcal程度。
これだけでも十分に満腹感を感じることが出来るでしょう。
もしこれが白米だとお茶碗一杯でおよそ270Kcal。
そして、これにおかずを加えたら一食で500Kcal程度になります。
このように考えると1食のカロリーをかなり抑えられるのが分かるかと思います。
なので、平均的な1食分の量を取るのであればオートミールは太りやすいとは言えないでしょう。
オートミールはGI値が低い
オートミールは血糖値の上昇の程度を表したGI値が55となっています。
ほかの穀類製品のGI値の例をあげると
- 食パン95
- 白米 88
- 胚芽精米 70
となっているのでオートミールがどれだけ低い値なのかということがわかります。
この低GI値により血糖値の上がり方が緩やかでインスリンが一気に分泌されることなく脂肪になりにくなっています。
なのでこのことからもオートミールは穀類の中であれば太りにくい食材であると言っても良いでしょう。
オートミールがダイエット食品として注目されるのはこのGI値の低さも一役買っているのでしょうね。
まとめ
今回はオートミールについて色々とまとめてみました。
オートミールというと名前しか聞いたことが無かったという人も多かったのではないでしょうか。
日本ではそこまでポピュラーなものでもありませんからね。
ただ、ここまで読んでもらえたのならある程度は詳しくなってもらえたのではないかなと思います。
今回はここまで。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。