ミョウバンの結晶を巨大にしたり色を付ける方法を紹介!

みなさんが小学生や中学生の頃、理科の授業でミョウバンの結晶を作る実験をしたことは結構あると思います。

しかし、授業の中での実験ということもあり、小さな結晶しか作れなかったという人は多いのではないのでしょうか?

そこで今回は、巨大なミョウバンの結晶を作りたいという方のために少しまとめてみました。

今回のお届け内容はこちら↓

  • そもそもミョウバンってどんなもの?
  • ミョウバンの結晶の作り方
  • ミョウバンの結晶を巨大なものにする方法
  • ミョウバンの結晶に色を付ける方法

となっています。

それでは発送開始!

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そもそもミョウバンってどんなもの?

そもそもミョウバンについてよく知らないという方にミョウバンの特徴などをまとめてみようと思います。

そもそもミョウバンというのは↓

アルミニウム(またはクロム・鉄など三価金属)の硫酸塩と、カリウム(またはアンモニウム・ナトリウムなど一価陽イオン)の硫酸塩との複塩の総称。一般にはカリウムミョウバン(化学式 AlK(SO4)2・12H2O)をさす。

出典先:三省堂大辞林 第三版

こういったものです。

他にも、

  • クロムミョウバン
  • 鉄ミョウバン

といったような種類があります。

また、カリウムミョウバンを加熱すれば、白色粉末の焼きミョウバンとなります。

ミョウバンの使い方

ミョウバンの使い方はとても多くあります。

主なものを挙げてみると↓

  • お風呂などのカビ除去、予防
  • 部屋干し、生乾き臭の匂い消し
  • 台所の垢取り
  • 鍋の焦げ取り
  • 足の消臭
  • 制汗剤
  • 体臭予防
  • ペットの尿、独特の匂いの消臭

といったようなものがあります。

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ほんとに多くの用途がありますよね。

臭い取りに有効ということは知っている人も少なくないのではないでしょうか。

また、ミョウバンは食品添加物としても使われており、

  • ベーキングパウダー、ふくらし粉等の膨張剤
  • 品質安定剤
  • 型崩れ防止
  • 色の安定剤(ナスの漬物など)

といった用途で使われます。

このように食品添加物としてもミョウバンは多く使われているのですが、健康被害があるとされています。

具体的には、

  • 腎臓、肝臓の機能障害
  • 食欲不振
  • アルツハイマー病との関連
  • けいれん
  • 認知症
  • 筋肉痛

などの症状が起こる可能性があると言われているのだとか。

特に小さな子供はまだ消化器官などが未発達なので、消化しきれずに体の中で蓄積してしまう恐れがあります。

なので、排泄機能が未発達の時点ではミョウバンが使われている食品を食べるのはほどほどにし多量の摂取は控えた方がいいでしょう。

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ミョウバンの結晶の作り方

ミョウバンの結晶の基本的な作り方を紹介します。

まず用意するものは、

  • 水 100ml
  • 焼きミョウバン 約15g
  • コーヒーフィルター(ろ紙) 1枚
  • 小鍋 1個
  • プラスチック容器 1個(底が平らなもの)
  • ペットボトル容器 1個(半分に切り、上側をホコリ除け用のカバーに使用)

です。

そして作り方は↓

  1. まず、焼ミョウバンと水を鍋に入れて、弱火にかけ、ミョウバンを溶かします。この時、水が蒸発しないように、沸騰しないようにしましょう。
  2. ミョウバンの塊が溶けて、水が透明になったら、火を止めてコーヒーフィルター(ろ紙)でろ過します。
  3. ろ過後、プラスチック容器に移し、ペットボトルの上半分を被せて、風通しのいい所に放置します。
  4. 数時間後に結晶が出来始めます。

もし、数時間経っても変化が見られない場合はミョウバンを加えて濃度を高くしてもう一度やり直してみてください。

結晶が出来てきたのが確認できたらそのまま数日放置していると小さな結晶が出来てきます。

それを取り出して水気を拭き取れば完了です。

ミョウバンの結晶を巨大なものにする方法

ミョウバンの作り方は先程の説明でわかってもらえたかと思います。

作るからには大きな結晶を作りたいですよね。

続いてはこの結晶を大きくするにはどうすればいいのかということをまとめてみたいと思います。

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まず、用意するものは、

  • 水 100ml
  • 焼きミョウバン
  • 小鍋 1個
  • コーヒーフィルター(ろ紙) 1枚
  • プラスチック容器 1個(プリンカップ等)
  • ペットボトル容器 1個(先程使った物を使用)
  • 割り箸 1膳
  • テグス(釣り糸、髪の毛、銅線等で代用可能)

銅線をテグス代わりに使う時には結びつけるようにして使うのではなく、銅線の先を熱してそれを結晶に刺すという形で使います。

しかし、これは火を使うので必ず安全に配慮した上でするのようにしてください。

焼ミョウバンですが、大きくする時には季節で少し量が変わるみたいで、

  • 夏(室温30度)の時は9g
  • 冬(室温10度)の時は6g

が大体の目安だそうです。

そして作り方は↓

  1. まず、先程の手順で小さな結晶を作ります。
  2. 小さな結晶をテグス等で結んで、割り箸の真ん中に結びつけます。
  3. ミョウバン水溶液を作ります。作り方は先程と同じで、ミョウバンと水を鍋で溶かします。(ここで使うミョウバンの量が夏と冬で変化するので注意が必要です)
  4. できたミョウバン水溶液に2で作ったものを入れて放置します。(ミョウバン水溶液は冷めてから使いましょう。)
  5. その後はできるだけ動かさず、ゆっくりと時間をかけつつ、ホコリなどが入らないようにすれば、綺麗で大きな結晶が出来上がります。

何度も繰り返せば、巨大な結晶が出来上がります。

ミョウバンの結晶に色を付ける方法

ミョウバンの作り方が分かれば次は色を付けたりしたいななんて思いますよね。

結晶に色を付けるには有色のミョウバンを使うのが1番簡単だそうです。

例えば、クロムミョウバンというものを使うとアメジストみたいな結晶ができたりします。

有色のミョウバンが手に入れられない時はミョウバンを溶かしている時に食紅などを入れれば色は付けれるみたいです。

もうすでにミョウバンを持っているという人はこちらのやり方がいいでしょうね。

まとめ

今回はミョウバンについて色々とまとめてみました。

ミョウバンの結晶を作るのはとても簡単でおもしろいので夏の自由研究などの課題にぴったりかと思います。

ぜひやってみてください。

今回はここまで、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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