隕石の速さは時速何キロ?落下速度や成分に物質の分析も!

隕石が落下している映像を見たことがありますか?

本文中にも載せるので見たことがない人は見てほしいのですが隕石って当たり前ですけどとてつもない速さで落ちてくるんです。

また、隕石落下の様子を見たことがない人も漠然と隕石は速いというイメージ持っているでしょう。

とは言ってもどれくらいの速さなのかということを詳しく知っている人は少ないでしょう。

そこで今回は隕石の速さについて詳しくと解説するとともに隕石の成分などについても書いてみました。

今回のお届け内容は↓

  • 隕石の落下速度は時速何キロ?
  • 隕石の構成物質や成分を分析!

となっています。

それでは発送開始!

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隕石の落下速度は時速何キロ?

まずは隕石の速さについてです。

皆さんは隕石の速さはどれくらいだと思いますか?

時速1000キロ?時速10000キロ?それとも見当もつかないですか?

実際に漠然と早いというイメージは持っていたとしても正確にどのくらいの速さなのかはわからないという人も多いかと思います。

見当もつかないという人はとりあえずこちらを見てください↓

これが隕石が落下している様子を動画に撮ったものです。

だいぶ速いですよね。

ここまで速いともはやどれくらいの速さなのかもわからなくなるもの。

そろそろ答えを言うと隕石の速さは速いものでいうと秒速2~3キロほどです。

ちなみにこれは地面に落ちるときの速さ。

大気圏に突入するときの速さは遅くても時速数万km、速ければ時速数百万kmなのだとか。

このように大気圏ではとてつもない速さなので大抵のものはその時点で燃え尽きてしまうのです。

ちなみにその燃え尽きたものがいわゆる流れ星というものです。

ただ、これは速さが速い時に限ります。

というのもあまりにも速度が遅いと光らないので流れ星にならないのです。

これをダークフライトと呼ぶのだとか。

話を戻しますとそれらで燃え尽きなかったものが地面に落ちて隕石となるのです。

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隕石の構成物質や成分を分析!

続いては隕石の成分についてです。

これに関しては隕石の種類によっても変わってくるので一概には言えません。

というのも隕石には様々な種類がありそれぞれによって構成している物質が異なってくるのです。

なのでまずは隕石の種類について挙げていきますね。

隕石には、

  • 鉄隕石
  • 石鉄隕石
  • 石質隕石

といったように大きい3つの分類があります。

これらは金属鉄とケイ酸塩鉱物の比率によって分類されます。

また、さらにここからさらに分類することができます。

鉄隕石は、

  • ヘキサヘドライト 
  • オクタヘドライト
  • アタキサイト

の3つに大きく分けられます。

これはニッケル含有比と構造から分類されます。

石鉄隕石は、

  • パラサイト 
  • メソシデライト 

に分類されます。

石質隕石も、

  • コンドライト
  • エイコンドライト

といったように分類されます。

これは球粒状構造の有無によって分類されます。

さらにこれ以上詳しく分類することもできますがあまりに長くなってしまうので気になる人は別で調べてみてください。

今挙げただけでも隕石にはたくさんの種類があるということが分かったと思います。

これらのすべてが成分などが違ってくるので一概に隕石の成分を書くことはできないのです。

そこで今回は最初に挙げた大きい3つの分類別で成分を解説していきますね。

石質隕石

まずは石質隕石から。

この石質隕石が地球に落下した隕石の9割ほどを占めます。

言い換えると地球に落ちてくる隕石のほとんどはこの石質隕石であるということです。

なのでこれについては少し詳しく書いていきますね。

この石質隕石というのは先程も書いたように、

  • コンドライト
  • エイコンドライト

といったようにさらに2種類に分けることが出来ます。

ここではこの2種類を分けてそれぞれ解説していきますね。

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コンドライト

まずはコンドライトから解説していきます。

地球に落下してくる隕石のうち約8割はこのコンドライト。

そのため大抵の隕石はこのコンドライトであると言えます。

また、このコンドライトは別名として球粒隕石とも呼ばれます。

そして、多くのものは単体の鉄を含んでいるので磁石にくっつくという特徴があります。

ちなみに主な構成物質は↓

  • かんらん石や輝石類、長石類などのケイ酸塩鉱物
  • 単体の鉄( 鉄-ニッケル合金)

となっています。

エイコンドライト

続いてはエイコンドライトについて解説していきます。

地球に落下してくる隕石のうち約1割がエイコンドライト。

このエイコンドライトの見た目は先程のコンドライトに似ているのですがコンドリュールという球粒を含まないという違いがあります。

そしてこちらは多くのものが単体の鉄を含まないので磁石にはくっつきません。

ちなみに主な構成物質は↓

  • かんらん石
  • 輝石類
  • 長石類

などのケイ酸塩鉱物となっています。

鉄隕石

続いては鉄隕石です。

地球に落下してくる隕石のうち5%がこの鉄隕石。

この数値を見ると少ないと思うかもしれません。

しかしながら、発見される隕石の半数は鉄隕石となっています。

これには↓

  • 地球の岩石とは見かけが異なっている
  • 風化しにくいので発見されやすい

といったような理由があります。

こちらは単体の鉄が主成分となっているので磁石によくくっつくという特徴があります。

また、落下して時間が経ったものは単体の鉄の酸化により褐色の水酸化鉄の皮膜に覆われています。

これのおかげで内部まで風化されにくくなっており割れにくいのです。

ちなみに主な構成物質は↓

  • 単体の鉄( 鉄-ニッケル合金)

となっています。

石鉄隕石

最後は石鉄隕石です。

地球に落下してくる隕石のうち3%がこの石鉄隕石。

そのため石鉄隕石は他の隕石に比べて希少なものと言えます。

こちらも鉄隕石と同く単体の鉄が主成分なので磁石がよくくっつくという特徴を持っています。

ちなみに主な構成物質は↓

  • 単体の鉄( 鉄-ニッケル合金)
  • かんらん石・輝石類な どのケイ酸塩鉱物

となっています。

参考:http://www2.city.kurashiki.okayama.jp/musnat/geology/meteorite/meteorite.html

まとめ

今回は隕石についていろいろと書いてみました。

隕石というと謎に包まれているイメージを持っている人も多いかもしれません。

今回これを読んだことによって少しはその謎が解けたのではないでしょうか。

今回はここまで。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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