あさりの目ってどこにあるか知っていますか?
まじまじと見つめる機会もそうないですからあさりの目がどこにあるか知らない人も多いでしょう。
目のように見えるところはあるのですがそれが果たして本当に目なのか。
そもそもあさりには目があるのか。
気になったので今回はあさりの目はどこにあるのかについて調べてみました。
そのほかにもあさりの気になることについて調べていきますね。
今回のお届け内容はこちら↓
- あさりの目はどこ?
- あさりの構造はどうなっている?
- あさりの天敵は?
- あさりの呼吸の仕方は?
となっています。
それでは発送開始!
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あさりの目はどこ?
まずはあさりの目はどこにあるのかについてです。
どこにあるんだろうと調べてみたのですがどうやらあさりには目が無いようです。
というか基本的に二枚貝には顔も目も無いのだとか。
あさりに目のような二つのでっぱりがありますがあれは入水管と出水管という器官です。
入水管は水を取り込む管で水と一緒に餌も取り込みます。
そして出水管はえらを通った水が出ていく管のこと。
入水管は出水管よりも短いのである程度は見分けることも出来ます。
話を戻すとあの部分が目だと思っていた人も多いのではないでしょうか。
ただあれは入水管と出水管であって目ではありません。
これは何もあさりだけでなく他の二枚貝にも言えることで基本的に二枚貝には目がありません。
しかしながら、例外があります。
それがホタテガイです。
ホタテガイは二枚貝であるにもかかわらず目があります。
しかも人間のように2個ではありません。
なんと約80個、多いものでは100個も目があるのだとか。
貝ヒモの部分に黒い点が無数に見えると思いますがあれ全部がホタテの目のようです。
これを知るとホタテの貝ヒモを食べにくいですよね。
なんせ無数の目を食べているということなのですから。
あさりの構造はどうなっている?
続いてはあさりの構造についてです。
あさりを食べる時に見たことがある人はわかるかと思いますが結構複雑な構造をしていますよね。
あれはどのようになっているのか気になったので調べてみました。
調べているととてもわかりやすい図があったので載せますね↓
出典先:http://shellmuseum.jp/shell_db/tomodachi/karada.php
これは西宮市貝類館のホームページに載っていた図を借りたものです。
あさりの体の構造はこのようになっています。
右側にあるのが先ほどもいった入水管と出水管ですね。
あさりを調理する前に一度この図と見比べて観察してみるのも面白いかもしれません。
お子さんと一緒にやれば勉強になりますし大人が一人でやっても子供の頃の実験を思い出して楽しめるかと思います。
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また、更に詳しく構造について知りたくなったという人はぜひ西宮市貝類館に行ってみてください。
平成29年3月にリニューアルされたようなので館内も綺麗だと思います。
アクセスを載せておきますね↓
阪神西宮・JR西宮・阪急西宮北口駅から阪神バスのマリナパ-ク行きに乗車しマリナパ-ク南下車すぐ(所要時間 約20分)
阪神高速神戸線 神戸方面より西宮出口から南へ10分
大阪方面より武庫川出口から43号線を西へ札場筋を南へ10分
阪神高速湾岸線 神戸方面より芦屋浜出口から測道沿い西宮浜へ3分
大阪方面より西宮浜出口から南へ3分
出典先:http://shellmuseum.jp/shell_db/index.html
この西宮貝類館には故黒田徳米博士の貝類資料3,800種40,000点を収蔵されておりそのうち2,000種5,000点が展示されています。
また、何か気になることがあれば学芸員の方に質問すれば詳しく解説してくれると思います。
ちなみに観覧料は↓
- 一般(高校生以上) 200円
- 小・中学生 100円
- 幼児 無料
となっています。
とても良心的な価格設定ですよね。
この価格以上の価値はあると思うので気になる方はぜひ言ってみてください。
あさりの天敵は?
続いてはあさりの天敵についてです。
あさりにももちろん天敵がいます。
それがツメタガイという貝です。
貝の天敵が貝というのはなんとも面白いですよね。
ツメタガイなんていう貝は聞いたことすらないという人が大勢だと思います。
なので簡単にツメタガイの説明を載せておきますね↓
軟体動物門に属するタマガイ科の巻貝。
東アジアから南アジアの砂浜に多く普通に見られる。
参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%84%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%82%AC%E3%82%A4
なぜこのツメタガイがあさりの天敵なのかというとこの貝があさりを食べてしまうから。
殻のあるあさりをどのようにして食べるのか気になりませんか?
しかも捕食するのが貝となるとどのようにして食べるのか不思議ですよね。
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調べてみると↓
- アサリなどの二枚貝を捕まえる
- やすりのような歯舌を使ってあさりの殻の最も尖ったところをを平らに削る
- そこに2mm程度の穴をあけて軟体部を食べる
といったような手順であさりを捕食するのだとか。
このように貝相手に特化した特徴を持っているとなるとまさに天敵ですよね。
ちなみにこのツメタガイが大発生した場合にはあさりの数が減少してしまい潮干狩りが中止になることもあるのだとか。
あさりの呼吸の仕方は?
最後はあさりの呼吸の仕方についてです。
あさりの構造の所で載せた図を見てもらってもわかるようにあさりにはえらがあるので魚と同じようにえら呼吸をします。
ただ、これではピンと来ないという人もいることでしょう。
簡単に説明するとあさりの呼吸は↓
- 入水管から水を取り入れる
- えらで酸素を取り入れる
- 出水管から水を排出する
といったようになっています。
また、
- 入水管・出水管が人間でいう口
- エラが人間でいう肺
といったように考えてもらうとさらにわかりやすいかと思います。
ただ、あさりって常に水中にいるわけではないです。
現に潮干狩りであさりを取る時ってあさりは水中にいませんよね。
そのようにあさりは潮が引いて水を取り入れられることが出来ないといった時もあります。
そういった時はどうするのかということですがその時には嫌気代謝という酸素を必要としない代謝を行ってしのぐようです。
まとめ
今回はあさりの雑学について書いてみました。
読む前はあまり詳しくなかった人であれば驚くような事実もあったのではないかと思います。
ぜひ友達なんかにも話してあげてください。
今回はここまで。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。