皆さんにがりって知ってますか?
豆腐を固めるのに使われることで有名なので名前は聞いたことがあるという人がほとんどかと思います。
しかしながら、名前を聞いたことがあったり豆腐に使われることは知っていてもどんなものなのか詳しくは知らないといった人がほとんどでしょう。
そうなると気になるのが健康面について、体に害がないのかなど気になりますよね。
そこで今回はにがりについて詳しく書いてみました。
今回のお届け内容はこちら↓
- にがりとは?
- にがりは体に悪い?
- にがりの効果は?
となっています。
それでは発送開始!
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にがりとは?
まずはにがりとは何なのかについてです。
にがりというのは一体何なのかということを知らない人も多いでしょう。
にがりというのは海水から抽出された塩化マグネシウムを主成分とする食品添加物のこと。
これは海水から塩を作る際に出た不純物でもあります。
詳しく説明すると海水に含まれている塩類のほとんどは食塩である塩化ナトリウム。
それを取り除いた後に残る液体こそがにがりなのです、
ちなみににがりは塩化マグネシウムのほかにはナトリウムやカリウムを含んでいます。
ちなみに正式名称は「粗製海水塩化マグネシウム」。
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この名称でにがりは既存添加物名簿に載せられています。
余談になりますが通常であればこの名簿上での名前での表記が法律で義務付けられているものの豆腐の凝固剤として使用するときに限って「にがり」といったように表記しても良いということになっているようです。
その方が分かりやすいといった理由なのでしょうね。
冒頭にも書いたようににがりは伝統的な豆腐の作り方に不可欠なものです。
ここから分かるようににがりは昔から使われていました。
豆乳ににがりを入れると固まるというのがよく発見されたものです。
どんな食べ物もそうですが最初に作った人って往々にして偉大ですよね。
このほかの用途といえば煮物のアク取りくらいです。
このように今ではあまり用途がないにがりですが昔は塩に少しのにがりを加えて甘塩というものを作っていました。
これをすることによってまろやかな塩味となったため高価に取引されていたとか。
しかしながら、今となってはこのやり方で作られている塩はほとんどないのだとか。
今でも伝統製法を守っているところはあってもここまではなかなかできていないようです。
にがりは体に悪い?
続いてはにがりは体に悪いのかどうかについてです。
これについては使い方によるので一概には言えません。
正しい使い方をすれば体に良い影響がありますし逆もしかりということ。
ここではにがりの良いところと悪いところについてそれぞれ説明していきますね。
にがりの良いところ
にがりの主成分は先程も書いたように塩化マグネシウムです。
マグネシウムというのはミネラルの一種。
ミネラルは皆さんもご存じのとおり人間には欠かせない栄養素でもあります。
ちなみにマグネシウムには↓
- 補酵素として様々な酵素の働きを助ける
- エネルギー産生に関わる
- 筋収縮を制御する
- 血管を拡張させて血圧を下げる
- 血小板の凝集を抑え血栓を作りにくくする
といったような効能があります。
そんなマグネシウムを簡単に摂ることが出来るという点ではにがりは優れているといえるでしょう。
また、天然成分なのでサプリメントなどの人工的なものが嫌だという人にもおすすめです。
にがりの悪いところ
ここまではにがりの良いところを書いてきました。
しかしながら、にがりには悪いところもまたあります。
確かに日本人はミネラル不足に陥っている人が多くいるのでそれを補えるにがりは魅力的に思うかもしれません。
しかしながら、それは適切な量を取った場合に限ります。
にがりをコップ一杯飲んだりしてしまうとこれは確実に体に悪影響を及ぼしてしまうでしょう。
また、にがりにはダイエット効果があるといったように言われていたころもありましたが今ではそんな事実はないとされています。
というのも先ほども書いたようににがりの主成分は塩化マグネシウム。
このマグネシウムは医薬品では下剤として使われています。
そのためマグネシウムによる下剤効果で便通が良くなり減量することはあってもそれ以外のダイエット効果はないと言えるでしょう。
実際、2004年7月に独立行政法人国立健康・栄養研究所が「にがりと痩身効果の関連性については、確実な根拠はない。過剰摂取に十分に注意する必要がある」といったようなコメントを出しています。
これはダイエット効果を得ようと過剰摂取する人が続出したからです。
過度の摂取でない限りは下痢になってしまうというほどの健康被害でした。
しかしながら、過度な摂取は急性マグネシウム中毒引き起こし死に至ることも。
使うにしても適切な用量を守って使用するようにしましょう。
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にがりの効果は?
最後はにがりの効果についてです。
先程も書いたようににがりを摂取することによって得られる効果はマグネシウムによるもの。
適量を守れば先ほど列記したような効能を享受することが出来るかと思います。
しかしながら、やはりマグネシウムは食品から摂るのが最善です。
こうすれば過剰摂取になってしまうことも少ないでしょう。
マグネシウムは、
- 未精製の穀類(玄米など)
- 植物性のたんぱく質(大豆製品など)
- 粗塩
参考:https://medicalnote.jp/contents/170406-011-JB
といったようなものから摂ることが出来るかと思います。
こういったものをしっかりと摂っておけばマグネシウム不足を心配することはないかと。
ただ、それでも心配だという人は補助的にサプリメントを使うのが良いでしょう。
マルチミネラルのサプリメントもあるのでにがりよりもバランスよくミネラルを摂れるかと思います。
ただ、こちらも用量を守らなければ悪影響となってしまうので注意してくださいね。
また、サプリメントは嫌だという人は硬水を飲むようにするのもいいかもしれません。
硬水には多くのミネラルが含まれているので。
ただ、こちらもやはり補助的に用いるのが良いかと思います。
まとめ
今回はにがりについて書いてみました。
健康に関しての情報は嘘も多いです。
それを見極める情報の取捨選択に自信がない人は気を付けましょう。
間違った知識は本当に危険なので。
今回はここまで。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。