皆さんは、和紙畳を知っていますか?
一般的な畳は、イ草で作られています。
しかし、この和紙畳は名前の通り和紙が原料です。
最近では、この和紙畳を選ぶ人も少なくないのだとか。
和紙でできているとなると、汚れや臭いが付きやすそうだと思う人もいると思います。
ただ、こちらを選ぶ人がいるということは、一般的なものより優れているというところがあるからなのでしょう。
それは一体何なのかが気になったので、今回は和紙畳について詳しく調べてみました。
今回のお届け内容はこちら↓
- 和紙畳とは?
- 和紙畳の汚れや臭いの手入れ方法は?
- 和紙畳の耐久性や寿命は?
- 和紙畳にはダニが発生するのか?
となっています。
広告
和紙畳とは?
まずは、和紙畳とはどのようなものなのかについて書いていきますね。
ま材質についてですが、一般的な畳とは違いイ草ではなく和紙が使われています。
どのように和紙が使われているのかというと↓
- 和紙をこよりのように巻く
- それを細かくしたものを編み込む
といったように和紙を加工して使用しているようです。
和紙畳は、一般的なイ草で作られたものとは別物と考えた方が良いでしょう。
行ってみれば畳のような見た目をしているだけのものといっても過言ではありません。
そうなると、どのように違うのかが気になるところですよね。
なので2つを比較しやすいように、メリットデメリットをまとめてみますね↓
和紙畳のメリットは?
まずは、和紙畳のメリットについてです。
挙げてみると↓
- ダニが発生しない
- カビが生えない
- お手入れが簡単
- 傷が付きにくい
- ささくれにくい
- 色落ちしにくい
とこんな所でしょうか。
和紙畳はイ草を使っていないので、ダニやカビはもちろん発生しません。
また、樹脂コーティングが施されているということもあり、拭き掃除が可能となっているので、お手入れも簡単に出来ます。
それ以外にも、日焼けにも強いなどと利点が多いです。
通常の畳だと日に当たる場所が変色してしまいます。
しかし、和紙畳の場合は日に当たる場所であっても変色しにくいのです。
このような利点があるため、こちらを選ぶという人が増えているのでしょうね。
しかしながら、いいことばかりではありません。
やはり、デメリットもあることにはあります↓
広告
和紙畳のデメリットとは?
続いては、和紙畳のデメリットについてです。
こちらも、先ほどのように挙げると↓
- イ草の香りがしない
- 価格が高い
- 傷が目立つ
- 調湿作用がない
といった点です。
まずは、香りについてですが、イ草ではないのでもちろんイ草の香りはしません…。
イ草を使っていないのですから、当たり前といえば当たり前ですよね。
ただこれは必ずしもデメリットであるという訳でもないでしょう。
中にはイ草の香りがあまり好きではないという人もいますから。
そういう人にとってはメリットともなりますからね。
イ草の香りが嫌いだけれども畳にはしたいという人にはおすすめです。
それだけでなく、畳の特長である調湿作用も和紙畳にはありません。
また、価格が高いというのもポイントでしょう。
和紙畳は一般的な畳よりも寿命が長いです。
ただ、それを鑑みてもコスパが良いとは言えません。
なので、価格を重視する人には不向きと言わざるを得ないでしょう。
和紙畳の汚れや臭いの手入れ方法は?
和紙畳の説明が終わったところで、手入れの仕方についてです。
まず、臭いに関してですが和紙畳は無臭で臭いはありません。
ただ、無臭であるがゆえに畳床の匂いを感じてしまうのだとか。
しかしながら、これに関しては職人の技で最大限配慮するようなので、そこまでは気にしなくてもよいでしょう。
それに加え、汚れについても先ほども書いたように、樹脂コーティングが施されているため、撥水性に優れており水拭きにも対応しています。
手入れは水拭きをするだけで十分でしょう。
そもそも、水拭きが出来るのはなかなかに便利ですよね。
飲み物をこぼしてしまった場合にも雑巾で拭けばいいだけなのですから。
掃除の面でいうと、和紙畳のほうが圧倒的に優れているといえるでしょう。
広告
和紙畳の耐久性や寿命は?
続いては、耐久性や寿命についてです。
メリットに書いたように、一般的な畳よりも耐久性は高いです。
ただ、一度へこみや傷が出来てしまうと、
- へこみは戻らず
- 傷は目立ってしまう
という大きな欠点があります。
丁寧に使うのであれば、耐久性の高い和紙畳の方が良いでしょう。
しかし、
- お子さんがいる家庭
- ダメージを受けやすい環境
といった場合には、和紙畳は向いていません。
しかしながら、耐熱性においては一般的な畳と比べて優れています。
多少の熱であれば変色などの問題は生じません。
しかしながら、たばこの火などにはさすがに耐えきれないようです。
当たり前ですが、吸い殻の処理には気を付けましょう。
また、寿命に関しては10年、裏返しをすれば20年ほど使用することが出来ます。
これは、一般的な畳の2倍近くの寿命の長さです。
ただ、その分価格は2倍かそれ以上してしまいます。
そう考えると、コスパは同等もしくは劣っており、優れているとは言えません。
しかし、メンテナンスが必要となる周期が長いため、楽ではあるでしょうね。
畳を新調するのを個人でするのはハードルが高く、業者に頼むのが一般的です。
業者に頼むとしても、ある程度の手間はかかるでしょう。
それが半分の回数で済むというのは、魅力的な点だと思います。
和紙畳にはダニが発生するのか?
最後は、ダニについてです。
こちらも前半に書いたように、イ草を使用していないためダニは発生しません。
畳を敬遠する一大要素といってもよいダニやカビ。
こういったものが発生しないというのは、大きなアドバンテージといえるでしょう。
畳は魅力的だが、これらが原因で敬遠してしまっている人も多いと思います。
そういった方は和紙畳を選択肢に入れて、もう一度考えてみてください。
まとめ
今回は和紙畳について調べてみました。
どちらが優れているというわけではなく、一長一短です。
それぞれの家庭のライフスタイルを考慮して選択するというのが得策でしょう。
その時には、本文中に書いたことを是非参考にしてみてください。
今回はここまで。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。