自動販売機やスーパーマーケットなどなど、今やどこでも見かけるペットボトル。
みなさんの中で、このような疑問をもったことがないでしょうか。
ペットボトルってどれだけの熱に耐えられるのだろうかと。
もし、ペットボトルで湯煎とか熱湯の中に入れてしまっても有害物質とか出ないのでしょうか。
一度は疑問に思ったことがあっても、何かあったら大変だから試したことがないという人がほとんどかも知れません。
今回はそんな方のためにペットボトルについて少しまとめてみました。
今回のお届け内容はこちら↓
- ペットボトルの耐熱温度は?
- ペットボトルって湯煎できる?
- ペットボトルは熱湯に入れても大丈夫?
となっています。
それでは発送開始!
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ペットボトルの耐熱温度は?
ホット専用のペットボトルだったりするとある程度の耐熱性はあります。
ただ、普通のペットボトルではどれくらいの耐熱性なのか。
そして、少しぐらいは温めたり出来るのか。
といったようなことはみなさんが気になるところかと思います。
しかし、残念ながらペットボトルの耐熱性能はとても低いです。
そもそも、ペットボトルの材料のPET(ポリエチレンテレフタラート)自体の耐熱温度が低く、約50℃ぐらいなんだとか。
なので、夏に炎天下の中、ペットボトルを放置していたら変形してしまうなんてこともあるみたいです。
日なたの駐車場に止めた車の中に、もしペットボトルを置いていたら真夏だと大惨事になりかねません。
なので、まだ中身の残っているペットボトルはもちろん。
たとえ中身が空のペットボトルであっても夏の暑い日には車内に放置しないように注意するようにしましょう。
ペットボトルって湯煎できる?
ペットボトルを湯煎したいという人は結構多くいるかと思います。
しかしながら、やはり湯煎の熱にペットボトルが耐えきれずに変形してしまったり穴が開いてしまったりする可能性が高いです。
そうなると、ペットボトルに入っている内容物が流れ出してしまいかねません。
なので、湯煎はしないようにしてください。
しかし、ペットボトルに飲み物を入れる際に加熱殺菌をしたいというように思っている人もいるかと思います。
もちろん、メーカーが飲み物をペットボトルに入れる時に殺菌はしています。
内容物、容器共にほとんど無菌状態で充填されているのです。
しかしながら、家でペットボトルを再利用するとなるとそうもいかないですよね。
形状的にも、ハサミで切らない限り、中を綺麗に洗うのは難しいですし…。
なので、メーカー側からもペットボトルを水筒代わりに使用するのは危険だという旨の注意喚起がなされており、再利用には消極的です。
もし使うのであれば、洗剤で付け置き洗いをするなどして、極力は菌を増殖させないようにしましょう。
また、口を付けないようにする、冷蔵庫に可能であれば入れるということも効果的です。
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それと、熱い飲み物をペットボトルに入れたいと思っている人もいるかと思います。
コンビニやスーパーマーケットの温かい飲み物が売っているところに置いてあるペットボトルであれば、耐熱性のあるペットボトルです。
しかし、そのペットボトルでも約85℃までしか耐熱性はないようなのです。
とはいえ、一応は温かい飲み物を入れることができます。
なので温かい飲み物を入れたい場合にはそういった耐熱性のあるものを使うようにしましょう。
また、沸騰するまで温めたものは、数分冷ましてからペットボトルに移すようにするのが無難でしょう。
ペットボトルが溶けたものは有害?
みなさんの中には、
ペットボトルが溶けて変形してたけど、大丈夫だと思ってその中の飲み物を飲んでしまった。
ペットボトルの樹脂が溶けだしてしまっているかもしれないが、そのまま飲んでも体に害はないのだろうか。
と不安になったことがある人は少なくないかと思います。
先程、ペットボトルは溶けてすぐに変形してしまうというふうに確かに書きました。
しかし、溶けはするもののペットボトルの樹脂が飲み物に混ざるほど溶けるということはそう無いことなんです。
どういうことか簡単に説明すると、
ペットボトルがぐにゃぐにゃに変形する温度は約50℃。
しかしながら、ペットボトルがドロドロに溶けてしまう温度はずっと高温(約260℃)。
ということです。
なので、変形したペットボトルの飲み物を飲んでも樹脂が混ざっているということはほとんど考えられないと言えます。
また、もし仮に混ざっていたとしてもPETは実験によって安全性の高いプラスチックであるということが分かっています。
なので、少量であれば人体への影響は無く大丈夫なのだとか。
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そうは言ってもペットボトルには作る際に触媒としてアンチモンという発ガン性物質が使われています。
そして、それがペットボトルの内容物に微量ではありますが溶け出てくることがあるみたいです。
これを読むとかなり危険だと感じるかもしれません。
しかしながら、ペットボトル飲料に溶け出したアンチモンが人間の健康を害するという根拠はまだないとの事です。
なので現時点ではそこまで心配することはありません。
ただ、もしも何らかの症状が体に出たら直ぐに病院に行った方が良いでしょう。
ペットボトルの耐寒性
さて、耐熱性の次は耐寒性です。
ペットボトルの耐寒性は、他の瓶や缶などの容器と比べると劣るものの十分にあります。
学生時代に部活の前日ペットボトルの飲み物を冷凍庫に入れて、次の日にカチコチに凍ったペットボトルを持っていったことがある人もたくさんいると思います。
なので、中の飲み物が膨張することはありますがペットボトルの材質としては冷凍庫で凍らせたりする分には全然大丈夫です。
しかし、やはりこれも冷凍可能のペットボトルというものが今はあるのでそれを使うのが安全ではあるかと思います。
まとめ
今回はペットボトルについて色々とまとめてみました。
今ではとても身近にあるものですが実は知らなかったということもいくつかあったのではないでしょうか。
知らないと危険なことや困ったことになりかねないのでちゃんと覚えておいてください。
そして周りの人で危なそうな人がいたら教えてあげてください。
今回はここまで。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。