ガムシロップって何でできているのか知っていますか?
使ったことがないという人はほとんどいないかと思いますが何でできているのか知っている人は少ないのではないでしょうか。
また、何でできているのかはわからないけれど体に悪そうといったようなイメージを抱いている人も多いかと思います。
とはいえ、はっきりどのように体に悪いのかはわからず漠然と思っている人が大半でしょう。
そのため、ガムシロップは本当に体に悪いのかについての真偽を知りたいという人もいるかと思います。
特に頻繁にガムシロップを使う人は気になることでしょう。
そこで今回はガムシロップと健康についてまとめてみました。
今回のお届け内容はこちら↓
- ガムシロップは健康に悪い?
- ガムシロップの原料は?
- ガムシロップに代用品は?
となっています。
それでは発送開始!
ガムシロップは健康に悪い?
まずはガムシロップは健康に悪いのか否かについてです。
ガムシロップって何とも健康に悪そうですよね。
ただ、とてつもなく体に悪いといったようなわけではありません。
普通の砂糖と大して変わらないといったように考えてもらえば良いかと思います。
とはいえ、健康に良いということは断じてありません。
そもそも砂糖が健康に良いものではありませんから。
とはいえ、ガムシロップが砂糖と比べてより健康に良くないといったこともないということです。
ちなみにガムシロップには、
- 砂糖・水・アラビアガム
- ブドウ糖果糖液糖か果糖ブドウ糖液糖
といった材料から作られる2種類があります。
昔は前者が多く使われていましたが今では後者が圧倒的に多いです。
前者の砂糖が結晶化しないようにアラビアガムを混ぜられたもの。
アラビアガムというのは、
- アラビアゴム
- アカシア
などの樹液から作られているもの。
天然由来のものであり体に悪影響を及ぼす可能性は低いとされています。
そして後者の異性化糖は人工的に作られた砂糖のこと。
人工的に作られていると聞くと危険なもののように思えますが別に危険なものではありません。
危険な度合いは普通の砂糖と大して変わらないと言っても良いでしょう。
どちらも摂り過ぎると体に害を及ぼしますが少量であればそこまでの影響はないと言えます。
ガムシロップの原料は?
続いてはガムシロップの原料についてです。
昔のガムシロップは先ほど書いたように、
- 砂糖
- 水
- アラビアガム
といったように簡単なもので作られていました。
しかしながら、今の異性化果糖は製造法が複雑となっています。
主な原料は、
- トウモロコシ
- ジャガイモ
- サツマイモ
といったようなもののデンプン。
そしてそれらを↓
- 液化
- 糖化
- 異性化
- 精製
といった手順で加工していきます。
液化
液化というのはデンプンに、
- 水
- 液化酵素(アルファーアミラーゼ)
を加えて95度前後で分解する過程を言います。
これには大きな分子のデンプンをある程度小さく分解する作用があるのです。
糖化
糖化というのは、
- 液化終了後55度程度まで冷却する
- 糖化酵素(グルコアミラーゼ)を加える
といった手順でブドウ糖にまで分解する過程を言います。
異性化
異性化というのは60度で異性化酵素(グルコースイソメラーゼ)を加えて反応させる過程のことを言います。
精製
最後に精製・濃縮することによって完成です。
これらの製造に使用される酵素はいずれも安全な微生物の作り出すもの。
人工的な糖ではありますが普通の砂糖と比べて体に悪いといったようなことはありません。
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ガムシロップに代用品は?
最後はガムシロップの代用についてです。
皆さんはガムシロップを冷たい飲み物に入れて使うことが多いかと思います。
ガムシロップであれば冷たい飲み物であったとしてもちゃんと溶けてくれますから。
温かい飲み物に使う場合であれば普通の砂糖も代用として使えるかもしれませんがそうでなければ代わりにはなり得ません。
なのでガムシロップの代用に普通の砂糖は使えません。
なので、ここではガムシロップの代用になり得るものをいくつか紹介していきますね。
はちみつ
常温でも固体じゃない甘味料といえば「はちみつ」がありますよね。
はちみつならガムシロップの代用にもなり得ます。
ただ、はちみつもやはりガムシロップと同じように溶けてくれるというわけではありません。
なので、溶かす前にはちみつを一度電子レンジで温めましょう。
そうすることによって冷たい飲み物にも溶けやすくなります。
しかしながら、あまり温めると栄養成分が壊れてしまうのであまり温めすぎないようにしましょう。
はちみつの栄養成分は50度以上になると壊れてしまうので目安は熱めのお風呂のお湯くらい。
これ以上は温めないようにしてください。
加減がわからない人は手間はかかりますが熱めのお湯で湯煎するのも良いでしょう。
メープルシロップ
メープルシロップも液体の糖なので代用になり得ます。
しかしながら、甘さだけではなく風味まで付いてしまうという点に注意してください。
気にならないのであれば問題ありませんが味が少し変わってしまうこともありますから。
水あめ
水あめもはちみつと同じく液体の糖なのでガムシロップの代用になり得るでしょう。
自作ガムシロップ
代用するものがないという場合にはいっそ自分でガムシロップを作ってしまうというのも良いでしょう。
ガムシロップを作るというと難しそうに思う人もいるかもしれませんがとても簡単に作ることが出来ます。
それでは作り方を説明していきますね。
用意するものは↓
- 水 適量
- 砂糖 水の重さと同量
作り方↓
- 鍋に水と砂糖を入れて中火にかける
- 砂糖が溶けて少しトロミが出たら火を止める
- そのまま冷やす
参考:
これで完成です。
ガムシロップはこのように家庭でも簡単に作ることが出来ます。
また、容器を煮沸消毒して冷蔵庫に入れておけば長期間保存することも可能です。
なので、一度に作ってそれを作り置きしておくということも出来ます。
ぜひ試してみてください。
まとめ
今回はガムシロップについていろいろと書いてみました。
ガムシロップを体に悪いと思っていた人もいたかもしれませんがそこまで危険ものなので過度の心配は必要ありません。
ただ砂糖と同じく摂り過ぎは良くないので摂り過ぎには注意してくださいね。
今回はここまで。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。