皆さんは梅干しと聞いてどのようなことを思い浮かべますか?
ほとんどの人は、
- 酸っぱい
- 健康に良い
といったようなことを思い浮かべるでしょう。
しかしながら、それはそれはなぜなのかということを知っている人は少ないかと思います。
そこで今回はその理由を成分を使って解説してみました。
ここでは、
- 梅干しの健康に良い「成分」
- 梅干しの酸っぱい「成分」
といったような視点で書いていきますね。
今回のお届け内容は↓
- 梅干しの成分は?
- 梅干しの栄養成分は?
- 梅干しの酸味成分は?
となっています。
それでは発送開始!
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梅干しの成分は?
梅干しはというのは梅干しを塩漬けしたもののこと。
昔は梅を塩漬けしただけの梅干しが主流でした。
今のようにシソを使って色付けするようになったのは江戸時代になってからなのだとか。
今では、
- 還元水飴
- 発酵調味料
- たんぱく加水分解物
- 調味料(アミノ酸等)
- 野菜色素
- ビタミンB1
- 酸味料
- 甘味料
といったようなもので漬けられることが多いようです。
そして成分についてですがすべての成分を列記してしまうととても長くなってしまいます。
なのでここでは梅に含まれる、
- 主なビタミン
- 主なミネラル
を紹介していきますね。
梅に含まれる主なビタミン
梅に含まれる主なビタミンは↓
- ビタミンE
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ナイアシン
- ビタミンB6
- パントテン酸
といったようなものです。
梅に含まれる主なミネラル
梅に含まれる主なミネラルは↓
- ナトリウム
- カリウム
- カルシウム
- マグネシウム
- リン
- 鉄
- 亜鉛
- 銅
- マンガン
となっています。
梅干しの栄養成分は?
続いては梅干しの栄養成分についてです。
栄養成分といっても無数にあるのでここでは主なものを挙げていきますね。
それがこちら↓
- 有機酸
- ミネラル
- ビタミン
- 梅リグナン
それぞれ詳しく書いていきますね。
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有機酸
有機酸というのは有機化合物の酸の総称のこと。
梅には、
- クエン酸
- リンゴ酸
- コハク酸
- 酒石酸
といった有機酸が多く含まれています。
有機酸には↓
- 腸内環境を改善→肌の健康を保ち免疫力がアップ
- 血行や代謝の促進→若々しさをキープ
- 脂肪酸をエネルギーに変換→疲労回復、体力の維持
- 細胞のエネルギー源を貯蔵→スタミナアップ
- 筋肉、心臓、腎臓のエネルギー源→臓器の活性化
- カルシウム吸収を促進→骨粗しょう症予防
出典先:http://xn--bpwo46e8tbetw.net/information/3%E9%99%90%EF%BC%9A%E3%82%A2%E3%83%9F%E3%83%8E%E9%85%B8%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/
といったような効能があります。
ビタミン
ビタミンと言っても様々なものがありますよね。
梅に多く含まれているのは、
- ビタミンA
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンC
といったような種類のビタミン。
それぞれ簡単に効能を説明していきますね。
ビタミンA
ビタミンAには、
- 目や皮膚の粘膜を健康に保つ
- 抵抗力を強める
といったような効能があります。
ビタミンB1
ビタミンB1には、
- 糖質からのエネルギーをつくる
- 目や皮膚の粘膜を健康に保つ
といったような効能があります。
ビタミンB2
ビタミンB2には、
- 糖質、たんぱく質、脂質の代謝を促す
- 発育を促進する
- 皮膚、髪、爪などの細胞を再生する
といったような効能があります。
ビタミンC
ビタミンCには、
- 病気への抵抗力を強くする
- 目や皮膚の粘膜を健康に保つ
- コラーゲンを生成するのを助ける
- 皮膚のメラニン色素の生成を抑制する
といったような効能はあります。
梅リグナン
梅リグナンというのは梅に含まれているリグナン類の総称。
また、リグナンというのは植物ポリフェノールのひとつです。
ちなみに梅に含まれているリグナンは、
- シリンガレシノール
- ピノレシノール
- エポキシリオニレシノール
- リオニシノール
の4つ。
それぞれの働きについて簡単に書いていきますね。
シリンガレシノール
シリンガレシノールにはヘリコバクターピロリ菌の動きを抑えて死滅させるという働きがあります。
このヘリコバクターピロリ菌というのは胃がんの主要因となるもの。
なので胃がんの予防に効果的な成分であると言えます。
ピノレシノール
ピノレシノールには抗酸化作用があります。
抗酸化作用というのは体が酸化してしまうのを防ぐ作用のこと。
抗酸化作用により、
- がんを予防する
- 動脈硬化を予防する
- 生活習慣病を予防する
- アンチエイジング
といったような効果が受けられます。
エポキシリオニレシノール
エポキシリオニレシノールにはインフルエンザウイルスが増殖するのを抑える効果があります。
実際にインフルエンザウイルスを感染させたイヌ由来の培養細胞に梅干しから抽出した成分を加える実験を繰り返し行ったところ約7時間後にウイルスの増殖が約90%抑制されたのだとか。
その時に世界で初めて発見された有効成分こそがこのエポキシリオニレシノールなのです。
リオニシノール
リオニシノールもまたピノレシノールと同じように抗酸化作用があります。
またそれだけでなく抗変異原活性も持っています。
これにより細胞のがん化の起因となるDNAの突然変異を抑制・修復する作用があるのです。
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梅干しの酸味成分は?
最後は梅干しの酸味成分についてです。
酸味成分というと、
- 酢酸
- リンゴ酸
- 乳酸
- クエン酸
といったようなものがあります。
それぞれを簡単に説明していきますね。
酢酸
酢酸はお酢の主成分です。
酢酸には、
- 疲労回復
- 便秘の改善
- 高血圧の抑制
- 中性脂肪の低下
- 血糖値の抑制
といったような効果があります。
リンゴ酸
この名前はりんごから発見されたことから付いたもの。
りんごだけではなく、
- ぶどう
- バナナ
- 梨
などの果物にも含まれています。
リンゴ酸には
- 疲労回復
- 免疫力の向上
- 抗炎症作用
- 髪の修復
といったような効果があります。
乳酸
疲れると筋肉に乳酸が溜まるといったようなことを聞いたことありませんか?
実際に乳酸というものは疲労物質と呼ばれることがあります。
しかしながら、乳酸はエネルギー源ともなります。
そのため、スポーツドリンクなんかにも乳酸が入っています。
クエン酸
これは有名なので知っているという人も多いでしょう。
- レモン
- トマト
- イチゴ
といったような食べ物に入っています。
クエン酸には、
- 疲労回復
- 代謝をよくする
- ミネラル吸収の促進
- 抗酸化作用
といったような効果があります。
まとめ
今回は梅干しの成分についても書いてみました。
梅干しには本文にも書いたように様々な効果があります。
ただ、食べ過ぎは塩分過多になってしまうのでくれぐれも注意してくださいね。
今回はここまで。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。