石灰の用途は?使い道や使い方を種類別で紹介!

まずは石灰って生活の中でよく耳にしますよね。

でもあれって具体的に何に使われているものなのか知っていますか?

石灰の用途をはっきりとはわからないという人も多いでしょう。

ただ石灰には多くの用途があります。

また種類も多くありその種類ごとに用途が分かれています。

今回はそんな多種多様な石灰の用途について書いてみました。

今回のお届け内容はこちら↓

  • 石灰の種類は?
  • 石灰の用途は?

となっています。

それでは発送開始!

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石灰の種類は?

まずは石灰の種類についてです。

冒頭にも書いたように石灰には多くの種類があります。

挙げてみると↓

  • 生石灰
  • 消石灰
  • 苦土石灰
  • 有機石灰
  • 炭酸石灰

といった感じです。

それぞれ軽く説明していきますね。

生石灰

これは酸化カルシウムのことです。

石灰岩などの主成分である炭酸カルシウムを825°C以上に加熱することにより生成されます。

ちなみにこの際には二酸化炭素が発生します。

みなさん中学生の頃に理科で石灰に水を加えて発熱させるという実験をしたかと思います。

その時に使ったのがこの生石灰です。

発熱後には次に説明する消石灰を生成します。

消石灰

これは水酸化カルシウムです。

先程も書いたように生石灰に水を加えて発熱させると消石灰になります。

消石灰の水溶液のことを石灰水と言います。

これもまた中学校の理科で二酸化炭素を検出する試薬として使ったのではないかと思います。

これは二酸化炭素をを通ずると石灰水が白濁するという性質を利用したものです。

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苦土石灰

主な成分は炭酸カルシウムと炭酸マグネシウムです。

ドロマイトという鉱石を熱し、それを砕いて作られます。

後ほど紹介する炭酸石灰(炭酸カルシウム)にマグネシウムを加えたものが苦土石灰とも言えるでしょう。

有機石灰

これは、

  • カキやホタテの貝がら
  • 貝化石
  • 卵の殻

といったようなものをを粉砕して作られた石灰のこと。

動物質由来のカルシウム(炭酸カルシウム)を主成分としています。

炭酸石灰

これは炭酸カルシウムのことです。

炭酸カルシウムというのは、

  • 貝殻
  • サンゴの骨格
  • 鶏卵の殻
  • 石灰岩
  • 大理石
  • 鍾乳石
  • 白亜(チョーク)
  • 方解石
  • 霰石

といったようなものの主成分となっています。

 

このように石灰には多くの種類があります。

これらにはそれぞれ異なった特徴があり、またそれぞれに違った用途があります。

次はその用途について書いていきますね。

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石灰の用途は?

続いては石灰の用途についてです。

先ほども書いたように石灰は種類ごとに用途が違ってきます。

なので種類別分けてそれぞれ紹介して聞きますね。

生石灰

まずは生石灰からです。

生石灰は、

  • 製鋼
  • セメント原料
  • 陶磁器の原料
  • ガラスの原料
  • 土壌改良剤
  • 発熱剤

といったようなものに使われます。

このように原料として使われることが多いです。

原料以外でいうとアルカリ性という性質を活かして土壌改良材に使われたり水を含むと発熱するという性質を活かして発熱剤に使われたりします。

この発熱剤というのは火を使わずに温めることができるお弁当などに使われています。

こういったものはガスや電気といったライフラインが途絶えてしまう災害時などにとても重宝されるのです。

理科で行った石灰の発熱実験がこのように応用されているというのは知らなかった人も多いのではないでしょうか。

消石灰

続いては消石灰です。

こちらは↓

  • 河川の中和剤
  • 土壌改良剤
  • 食品や化粧品のpH調整剤
  • カルシウム補充剤
  • 化学合成原料
  • 体質顔料
  • 殺菌剤
  • コンニャクの凝固剤
  • 漆喰の原料

といったようなものに使われます。

消石灰には生石灰と比べてアルカリ性が強いといったような性質があります。

なので、それを活かして原料というよりかは薬品として使われることが多いです。

変わったところでいうとこんにゃくの凝固剤としても使われています。

ちなみになぜ固まるのかということについて完全には明らかになっていないようです。

一応こういう原理なのではないだろうかといった仮説はあるようですが。

また、昔はラインマーカーとしても使われていました。

しかしながら、アルカリ性が強いために皮膚のかぶれややけどなどが生じてしまう危険性があるために今では使われなくなっているようです。

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苦土石灰

続いては苦土石灰です。

これは↓

  • 土壌改良剤
  • 肥料

として多く使われています。

上記の2つに比べると用途は一気に少なくなりました。

というよりかは上記の2つが便利すぎるともいえるのですが。

とはいっても用途は少ないものの苦土石灰は弱酸性の傾向にある日本の土壌を中和するための重要な肥料。

アルカリ性の土壌では育ちにくいという作物もあるので中和することによって作物を育てやすい土壌を作り出すことが出来るのです。

また、それだけではなくカルシウムやマグネシウムの栄養補給なども担ってくれます。

有機石灰

続いては有機石灰です。

これも、

  • 肥料
  • 土壌改良剤

として使われることが多いです。

これは他の石灰に比べてアルカリ性は弱いですがその分急激な土壌の変化を防ぐことが出来ます。

アルカリ性が強い石灰だと即効性があるのですがそれは急激な土壌の変化とも言えます。

急激な土壌変化を避けたい時などにこの有機石灰が使われます。

また、タイミングを気にしなくても良いということで初心者にもおすすめです。

さらには、無機石灰に比べて持続力が長いという利点もあります。

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炭酸石灰

最後は炭酸石灰です。

これは↓

  • 錠剤の基材
  • チョーク
  • 窯業
  • 農業
  • 製紙
  • ゴムや充填剤の添加剤
  • 消しゴム
  • 練り歯磨き
  • 化粧品原料、
  • 食品添加物
  • 制酸剤

といったようなものに使われます。

こちらも用途がとても多いですよね。

これがないと私たちの生活が一気に不便なものになるかと思います。

私たちの生活に不可欠といっても過言ではないでしょう。

まとめ

今回は石灰の用途について書いてみました。

種類の多さに驚いたという人もいるのではないでしょうか。

また、用途もそれぞれの種類ごとに合ってとても多かったですよね。

普段口にする「石灰」というのは炭酸石灰のことを言っていたり生石灰のことを言っていたりはたまた消石灰のことを言っていることもあります。

なのでこれらの石灰を混同してしまっていたという人も多いのではないかと思います。

しかし読んでもらっておわかりいただけたようにそれぞれ異なった種類の物質なのです。

今回はここまで。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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