ゼリーやプリンを固めたいという時にゼラチンや寒天の代わりとなるアガー。
みなさんはこのアガーにいろいろな種類があるということを知っていますか?
実は同じアガーという名前が付いていてもメーカーによっては固まり方や食感に違いがあります。
なので今まで上手くいかなかった料理でも違うアガーを使えば成功するなんてこともあるかもしれません。
そこで今回はアガーの種類などについてまとめてみました。
今回のお届け内容はこちら↓
- アガーの種類
- アガー・寒天 ・ゼラチンの違いは?
- アガーの固まる時間は?
- アガーが固まらない時の対処法
となっています。
それでは発送開始!
アガーの種類
アガーにはいくつか種類があって販売会社によってかたまり具合が変わってきます。
なのでお菓子作りに適したアガーもあればあまり適さないアガーもあるので知っておくと失敗が減ることでしょう。
ここではアガーの中でも有名どころをいくつか紹介していきますね。
新田ゼラチン クールアガー
このアガーはゼリーや杏仁豆腐などのデザートに適したものとなっています。
海藻抽出物と豆科の種子精製物がメインの素材となっている植物性の凝固剤です。
無味無臭なので素材の色や香り、味わいを損なうことがありません。
また、果汁やコーヒー、経口補水液なども固めることも可能です。
また、常温でも固めることが出来ますし冷蔵庫に入れれば瞬時にゼリーが出来ます。
cotta パールアガー
このパールアガーもまた海藻抽出物から作られており常温でもゼリーが作れる凝固剤となっています。
無味無臭なのが特徴でジュースやコーヒーなど素材の自体の味や色合いを邪魔することなく固めてくれます。
また、寒天やゼラチンよりも透明度が高いため素材の色も最大限に生かすことが可能です。
プルプルした食感で口当たりも良いというのも特徴と言えます。
パイオニア企画 パールアガー
こちらも海藻の抽出物から作られたアガー。
無味無臭であるため、
- ゼリー
- 杏仁豆腐
- ババロア
などお菓子作りに最適な凝固剤となっています。
パイオニア企画のアガーは調理しているとダマになりやすいという特徴があるので少し気をつけなければいけません。
しかしながら、仕上がりはゼラチンよりもキレイになります。
また、ゼラチンアレルギーのある方でもアガーなら問題なく食べられるとのこと。
素材の味や色合いを生かしたお菓子作りをしたい方にはおすすめです。
富士商事パールアガー
このアガーが使えるものの例として、
- プリン
- ゼリー
- 杏仁豆腐
- スープゼリー
- 経口補水液
など、いろいろなデザートや料理に使えます。
富士商事のアガーの特徴として夏でもゼリーが溶けることがなくさらに水分が分離することもないのでずっとプルプルとした食感が楽しめます。
また、無色無臭なので好きな材料を使ってゼリーやプリンを作ることが可能です。
しかし、乳酸菌飲料やヨーグルトを使ったゼリーは固まらない可能性があるようなので注意しましょう。
伊那食品 イナアガー
伊那食品のアガーも無味無臭の植物性凝固剤で素材の味や色合い、風味を十分生かすことができるようになっています。
冷蔵庫に入れなくても常温で固めることができて真夏の時期に部屋で放置していても溶けだすことはないとのこと。
また、250gの袋が2つ入っているため使い勝手が良く家庭用としての人気が高いです。
また、ゼラチンと同じ要領でゼリーが作れるのでゼラチンよりも透明度が高くきれいに仕上げることが出来ます。
これらのことから
素材を生かしたいときには
- 新田ゼラチン クールアガー
- 伊那食品 イナアガー
プルプル感を出したいときには
- cotta パールアガー
- 富士商事パールアガー
きれいな見た目に仕上げたいときには
- パイオニア企画 パールアガー
を使うのが良いかと思います。
アガー・寒天・ゼラチンの違いは?
アガーのような凝固剤でよく間違われるものとして寒天とゼラチンがあります。
これらは同じ凝固剤ですが大きな違いがあります。
それぞれ項目別にみていきましょう。
原材料
- アガー…海藻から抽出される食物繊維やマメ科の種子から抽出される多糖類
- 寒天…テングサやオゴノリから抽出される多糖類
- ゼラチン…豚や牛などの動物性タンパク質のコラーゲン
これを見てどれもが全く違ったものから作られているということがわかるかと思います。
食感
- アガー…弾力がある。のどごしが良い。
- 寒天…歯ごたえがあり、崩れるような食感。
- ゼラチン…やわらかく口溶けが良い。
このようにそれぞれ食感も全く異なったものになっています。
なので、自分が出したいと思っている食感で使い分けが出来るでしょう。
色
- アガー…無色透明
- 寒天…白濁
- ゼラチン…黄色っぽい透明
このように色にも違いがあるので見た目でどの凝固剤が使われているのか判断出来ます。
このようにこの3つの凝固剤はそれぞれかなり違った特徴をもっています。
どれを使えば良いのかを迷ってしまうという方はこれらの特徴を覚えておけば使い分けることが出来るようになるかと思います。
アガーの固まる時間は?
アガーは沸騰させて溶かした後、35℃〜60℃ぐらいに温度が下がってくると固まり始めます。
固まる時間としては作ったゼリーの大きさや中に入っているものによって異なってくるので具体的な時間は明記できません。
しかし、基本的にアガーは常温で固まるので粗熱が取れて冷めた頃には固まっていると思います。
もし、常温で固まるか不安だという方は冷蔵庫に入れて冷やしておけばあまり時間を置かずに固めることができるでしょう。
アガーが固まらない時の対処法
アガーを使ったけど上手く固まらないということになった時の対処法を紹介していきますね。
- 少量の水を90度以上に加熱したものをアガーに入れて溶かす
- 酸味のあるジュースを加えたい時にはジュースの半分以下の水に砂糖とアガーを混ぜたものを溶かす
- 沸騰させて火を止めた後にジュースを入れる場合は入れる
- 常温で放置する
これでアガーが固まってくれるかと思います。
ポイントとしてはアガーは一気に入れるとダマになってしまいやすいので少しずつ入れるようにします。
また、牛乳やジュースを加える方は1の後に入れるようにすると良いのですが冷たいままだと変に固まってしまうことがあります。
なので、少し温めてから入れるようにしましょう。
また、放置して冷ましている時に容器を揺らしてしまうと上手く固まらない時があるのでできるだけ振動しないように気をつけておきましょう。
まとめ
今回はアガーについて色々とまとめてみました。
アガーにも色んな種類があるとは知りませんでした。
是非、周りの友達にも教えてあげてくださいね。
今回はここまで、最後までお付き合いいただきありがとうございました。