皆さんは麦芽糖にどんなイメージを持っていますか?
色が茶色であるといったイメージしかないという人も多いのではないでしょうか。
というのも、砂糖には三温糖やきび糖などと種類が多くありますからね。
区別がつかないという人も多いのではないかと思います。
そこで今回は麦芽糖について色々とまとめてみました。
今回のお届け内容はこちら↓
- 麦芽糖の効果は?
- 麦芽糖の作り方
- 麦芽糖とぶとう糖・水あめの違い
- 麦芽糖の危険性
となっています。
それでは発送開始!
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麦芽糖の効果は?
麦芽糖を口にすることによって得られる効果は多くあります。
ここではその効果についていくつか紹介していきますね。
便秘解消
麦芽糖はブドウ糖に分解されないので便秘解消の効果があります。
また、麦芽糖の発酵作用が腸の働きを促進するため便秘薬を使うことなく自然に便通がよくなるという効果も。
というのも、実際に麦芽糖は赤ちゃんの便秘薬に使われることもありますからね。
虫歯になりにくい
麦芽糖には還元麦芽糖というものがあってこれは虫歯になりにくいとされています。
デンプンに含まれるマルトースを原料として作られるもので酸に変化しにくいのが特徴です。
よく虫歯予防と言えばキシリトールと言われるものを聞くことがあるのではないかと思います。
これも還元麦芽糖と同じ仲間です。
還元麦芽糖は、
- ようかん
- どら焼き
などに使われていることが多いよう。
子供のおやつにはこのような麦芽糖が使われているものにすると無理なく虫歯を予防出来るかもしれません。
ダイエット効果
麦芽糖は一般的な砂糖に比べて甘さが半分ぐらいしかないとされています。
さらに低カロリーで腸で吸収されないという特徴も。
そのため、同じ分量であれば麦芽糖は通常の砂糖よりも太りにくいと言えるでしょう。
また、甘さは控えめではありますが甘いものを摂取しているのでダイエットをしていると感じてしまう甘いものが食べられないというストレスを抑えることが出来ます。
そのため、無理なくダイエットを続けることができるとのこと。
ダイエットは継続が一番大切になってきますからね。
更に麦芽糖は体への吸収に時間がかかるので血糖値が急激に上昇しないといううれしい効果も。
こういった点からもダイエットに効果的であるということがわかるかと思います。
麦芽糖の作り方
麦芽糖は自分でも簡単に作ることが出来ます。
それでは作り方を手順を追ってまとめていきますね。
まず用意するものは、
- もち米
- 大麦
- 水
となっています。
そして作り方は↓
- 大麦をしっかり洗い1晩浸しておく
- それをおよそ3~4日、風通しのいい日陰で温度があまり高くならないところを選んで目の荒いガーゼや布に麦を広げる
- 上にもむしろをかぶせておく
- 乾燥しないように時々霧吹きで水分を与えて発芽させる
- 種子の1.5~2倍くらいまで芽が伸びたら発芽を止める
- もち米を研ぐ
- 一晩~半日ほど水に浸したら蒸し器で蒸す
- 蒸し終わったもち米を鍋に移して水を多めに入れてかき混ぜる
- 鍋の中の温度がだいたい45~55度になったところで麦芽を混ぜる
- このまま、だいたい5~6時間、45~55度あたりを保つ
- もち米から水分が出たところでこし袋でよく絞る(ザルでも可)
- 搾り取った汁を鍋に入れて30分〜1時間煮詰める
- 飴色になってとろみが出てきたら火をとめる
- それを瓶など保存容器に入れる
参考https://blogs.yahoo.co.jp/nohohonn7676/28389984.html
これで完成です。
ポイントとしては鍋の温度を保つ時にトロ火で保温するのではなく保温鍋や炊飯器を使うこと。
手間なく保温がしやすいですしガス代の節約にもなります。
日数はかかりますが難しい手順などはないので簡単に作ることができます。
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麦芽糖とぶとう糖・水あめの違い
麦芽糖の他にも様々な種類の甘味料があります。
そういったものの違いがいまいちわからないという人も多いことでしょう。
なのでここでは、
- 麦芽糖
- ブドウ糖
- 水あめ
といった3つそれぞれの特徴を説明して違いを示していきますね。
麦芽糖
麦芽糖というのはでんぷんと麦芽を混ぜ合わせた天然甘味成分で二糖類に分類される糖です。
甘さが少なくスープを固まらなくするといった効果をもつ糖類でマルトースとも呼ばれます。
ちなみに麦芽糖というもののほとんどがとうもろこしでんぷんからできているもの。
大麦や小麦から作られるものは少ないようです。
ぶとう糖
ぶどう糖は自然界において1番たくさん存在する代表的な天然甘味成分。
単糖類に分類される糖となっています。
グルコースとも呼ばれることもあります。
私たちが食べたご飯やパンなどの炭水化物が体内の消化酵素によって分解されることでぶどう糖となります。
水あめ
水あめはでんぷんを酸や糖化酵素で糖化して作られた甘味料。
トロっとした粘液状になっています。
現在はブドウ糖、麦芽糖などの甘味成分から作られるのが一般的です。
主成分は酵素糖化水あめや麦芽水あめであれば麦芽糖となっています。
そしてこれらから分かる違いをまとめると、
- 麦芽糖が二糖類なのに対してブドウ糖は単糖類
ということがあげられます。
麦芽糖の危険性
一般的に砂糖は体に悪影響を及ぼすことがあるといったことが言われていますよね。
麦芽糖もその例外ではなく危険性があります。
ここではそれをいくつか紹介していきますね。
肥満の原因になる
麦芽糖は糖類の中ではカロリーが低く甘みも少ないものです。
これだけを見ると健康に良さそうに思うかもしれません。
しかしながら、ついつい食べすぎてしまいやすい糖分とも言えます。
いくら甘みが少なく低カロリーでも糖分であるのには変わりはないので摂りすぎてしまうと脂肪となって蓄積されてしまいます。
それだけでなく糖尿病のリスクを高める原因にもなるので他の糖類と同じく摂取量には気をつけましょう。
血糖値が上がりやすい
麦芽糖は先程血糖値が上がりにくいということを書きました。
しかしながら、それはあくまでも他の糖類と比べると急激には上がりにくいと言うだけのこと。
やはり他の成分に比べれば血糖値は上がりやすいです。
そのため、食べすぎてしまうと高血圧のリスクを高めてしまう可能性があります。
しかし、食後の血糖値の上昇は満腹中枢を刺激して満足感をもたらしてくれるため食べ過ぎを防ぐことができるという利点もあるとのこと。
分量や使い方に気をつけていればメリットにもなり得るためやはり適度な摂取を心がけるのが大切です。
アレルギー反応が出ることがある
麦芽糖はとうもろこしだけでなく大麦や小麦から作られることがあります。
そのため、大麦アレルギーや小麦アレルギーがある方は注意が必要です。
含まれているのは微量ではありますがアレルギーは微量でも反応を起こすことがありますからね。
ただ、軽度の人であれば問題ないこともあるので病院の先生と相談するのが良いでしょう。
まとめ
今回は麦芽糖について色々とまとめてみました。
麦芽糖についてあまり詳しくなかったという人も少しは詳しくなれたのではないでしょうか。
ぜひ周りの友達にも教えてあげてくださいね。
今回はここまで。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。