真鍮の変色や黒ずみは経年変化?酸化防止やクエン酸での手入れ方法も!

黄銅という名前でも知られており皆さんに馴染みのある五円玉の材料として使われている真鍮。

電気伝導性の高さや加工のしやすさに定評があり私たちの生活に必要不可欠なものにもよく使用されています。

そんな真鍮ですが時間が経つと色が変色したり黒ずんでしまうことも。

そういったものをどうにか対策出来ないものなのかと思ったことがある人も多いでしょう。

今回はそんな真鍮の変色や黒ずみについて書いてみました。

今回のお届け内容はこちら↓

  • 真鍮の変色や黒ずみは経年変化が原因?
  • 真鍮の酸化防止法
  • クエン酸での手入れ方法
  • クエン酸以外での手入れ方法
  • 真鍮を掃除する時の注意点

となっています。

それでは発送開始!

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真鍮の変色や黒ずみは経年変化が原因?

真鍮の黒ずみは主に酸化によるもの。

真鍮は化学物質に敏感な金属なので人の汗に含まれる酸成分でも酸化作用が進んでしまいます。

また、酸化以外にも硫化イオンと結合し硫化物を作ったり炭酸イオンと結合して青緑色の炭酸塩が出来ることも。

こういった化学反応によりできた変色は緑青(緑錆び)と呼ばれるものです。

そしてそういったものは短期間で反応するものではなく時間をかけて少しずつ反応が行われていきます。

なので、真鍮の変色や黒ずみは経年変化によるものだと言えるでしょう。

真鍮の酸化防止法

真鍮の製品を使っている人の中には最初は綺麗な金色をしていたのに使っているうちにだんだん黒くくすんできてしまったといったような経験をしたことがある人も多いかと思います。

出来るだけ購入当時の美しさを保ったまま真鍮製品を使いたいもの。

そういった方のためにここでは真鍮の酸化を防止する方法を紹介していきますね。

こまめに布で拭く

真鍮の製品は水分に極めて弱くちょっとした水滴や汗でもすぐに酸化して変色してしまいます。

なのでアクセサリーなど身につけるものは使用した後必ず布で拭くようにしましょう。

何もついていないように見えても油や水分が付着していることが多いので丁寧に拭くことが大切です。

湿気の少ない場所で袋に入れて保管する

真鍮製品を保管する時には湿気の少ないところで袋に入れて保管しておきましょう。

というのも、湿気が多い場所に何も入れないまま保管していると空気中の水分に反応して変色してしまいます。

特に長い間保存しておく予定のあるものは保管場所に気をつけてくださいね。

真鍮をクエン酸で手入れする方法

それではさっそくクエン酸での手入れ方法を説明していきますね。

まずは汚れのついた真鍮製品をお湯の中に入れてお湯の量や製品の大きさに合わせて重曹を加えましょう。

その後、重曹と同じ量のクエン酸を入れます。

そうするとシュワシュワと泡が発生すると思うので一旦そのままで放置してください。

そしてある程度泡が収まって来たら真鍮を取り出して拭き残しがないようキレイに拭いていきます。

拭き残しがあると酸化の原因となってしまいまいかねません。

なので、ここでしっかりと拭き取るようにしましょう。

これで真鍮製品の手入れは完了となります。

真鍮はステンレス製のように劣化が進みにくい金属ではないのでメンテナンスが必須です。

定期的に手入れをしてあげることで美しい状態を保ちましょう。

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クエン酸以外での手入れ方法

クエン酸が手元にないという人も多いでしょう。

ただそういった方でも他のものを使うことで手入れをすることができます。

いくつか紹介するので参考にしてみてください。

研磨剤で磨く

真鍮が酸化してしまった際にはメンテナンスをしてあげなければなりません。

具体的なメンテナンスの方法としてピカール等の研磨剤を塗布して磨くことが1番基本的な方法となります。

ただ、この方法を使う時には目の粗い研磨剤やたわしなどを使わないようにしましょう。

そうでなければ、真鍮に傷がついてしまい逆に美しさを損なうことがあります。

柔らかい布などを使って優しく拭くようにしましょう。

酢を使う

家にあるもので簡単に済ましてしまいたいという時には酢を使うのがオススメです。

真鍮についた汚れでも簡単に落とせるものもあれば全然磨いても落ちないものもあります。

この酢を使った方法では落ちにくい汚れを落とすのが得意です。

水に酢を薄めたものに浸け置きした後に拭き取るとしつこい汚れも簡単に落とせてしまいます。

また、塩を混ぜて使えば塩の粒が研磨剤の代わりとなって隙間の汚れも落としてくれるよう。

しかし、この方法には注意が必要で拭き残しがあると新たな酸化の原因となってしまいすぐに黒くくすんでしまいます。

なので、拭き取る際は拭き残しがないようにしてしっかりと乾燥させるようにしましょう。

重曹を使う

料理だけでなく掃除でも活躍する重曹ですが真鍮を綺麗にするのにも使えます。

指輪などの小さなアクセサリー類であれば少量の重曹を数滴の水で溶いたもので十分に足りるでしょう。

また、大きなものであっても重曹を大さじ二杯くらいで十分かと思います。

ちなみに重曹も酢の時と同様に塩を混ぜて使えば塩が研磨剤の役割を果たしてくれるのでよりキレイに汚れを落とすことも可能です。

真鍮を掃除する時の注意点

金属の汚れをきれいにする時には酸性の液を使用することが多いです。

確かにそういったものは有効なのですが皮膚には刺激があります。

なのでゴム手袋などを着用して手の皮膚をしっかり保護をするのを忘れないように気をつけましょう。

また、酸性の液が付着したままだとそれにより変色してしまう恐れも。

なので磨いた後にはしっかりと拭き取るようにしましょう。

また、掃除して綺麗にしてもまた時間が経つと変色してしまいます。

適度な変色は真鍮の味でもあるのでそれが好きな方もいるかもしれません。

しかしながら、変色が気になるという人はコート剤を塗布するようにしましょう。

そうすることで表面がコーティングされて錆が付きにくくなります。

そして、塩を使って研磨剤代わりにする時にも注意しましょう。

というのもこれも研磨剤と同じくゴシゴシ磨いてしまうと真鍮の表面に細かい傷がついてしまうことがあるのです。

この細かい傷は見た目が悪くなるだけでなく今後汚れがついた時に傷の隙間に入り込んで落ちにくくなってしまうということにもなりかねません。

なので、優しく磨くということを心がけるようにしましょう。

これらの注意点をまとめると、

  • ゴム手袋をつけて掃除する
  • 磨いたあとはすみずみまでキレイに拭く
  • 力を入れ過ぎず優しく磨く

といったようになります。

ただ、一番大切なのは汚れが酷くなる前にこまめに手入れをすることです。

長く使いたいと思うのであればこまめに手入れをするようにしましょう。

まとめ

今回は真鍮製品のついて色々とまとめてみました。

定期的に正しい方法で手入れをしてあげる必要があるということが分かってもらえたかと思います。

手入れの方法は本文中で紹介したので是非参考にしてください。

今回はここまで。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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