アクリルガッシュの使い方や塗り方は?布や木材への描き方にひび割れの防ぎ方も!

皆さんはアクリルガッシュというものを知っていますか?

中学校や高校の美術の時間に使ったことがあるという人も少なくないのではないかなと思います。

ただ、昔のことなのでどのようにして使うのか忘れてしまったという人も多いでしょう。

そこで今回はそんな人のためにアクリルガッシュの使い方について書いてみました。

今回のお届け内容はこちら↓

  • アクリルガッシュの使い方
  • アクリルガッシュの塗り方
  • アクリルガッシュの布や木への書き方
  • アクリルガッシュのひび割れの防ぎ方

となっています。

それでは発送開始!

 

アクリルガッシュの使い方

アクリルガッシュを使うにあたってまず抑えておきたいのはアクリルガッシュの特徴です。

これをおさえておくことでどんな作品に向いているのかおおよその検討をつけることが出来るでしょう。

そのため覚えておいて損はないかと思うので主なものを挙げていきますね。

それがこちら↓

  • 乾きがはやい
  • ムラが出にくい
  • 乾燥後に耐水性を備える
  • マットな仕上がりにできる

アクリルガッシュの特徴としてはこのようなものが挙げられます。

それぞれ簡単に説明していきますね。

乾きがはやい

アクリルガッシュの他のアクリル絵の具との大きな違いはこの速乾性でしょう。

アクリル絵の具自体乾燥は早いのですがこの絵の具はその中でも頭一つ抜けて乾きがはやいです。

そのため、色移りなどの心配がなく次々へと色塗りを進めることができます。

ムラが出にくい

アクリル絵の具は下の色が透ける透明タイプ、油絵のように下の色が透けない不透明タイプの2つに分けられます。

ちなみにアクリルガッシュは不透明タイプ。

そのため、透明タイプのものよりもフラットかつ色ムラが出にくい仕上がりにすることが出来るのです。

乾燥後に耐水性を備える

これもアクリル絵の具共通の特徴なのですが水溶性の絵の具なのに乾燥したあとは耐水性が備わります。

それにより乾燥した色のその上からさらに水溶性の絵の具を使ったとしても絵の具が溶けてくることがありません。

なので、描き直しなどが簡単に出来るようになっているのです。

マットな仕上がりにできる

この特徴はアクリルガッシュならではのもの。

この絵の具を使うと仕上がりがマットな感じになりつや消ししたような質感を出すことが出来ます。

他のアクリル絵の具だとたとえ厚めに色を塗ったとしてもツヤっぽい仕上がりになってしまいますがアクリルガッシュだと落ち着いた質感を出せるのです。

 

さて、アクリルガッシュの特徴についてはここまで。

ここまでである程度の特徴は抑えられたかと思います。

なので、ここからは使い方について詳しく書いていきますね。

ちなみにアクリルガッシュの使い方には大きく分けて2つの使い方があります。

それが、

  • 水分少なめの油絵寄りの使い方。
  • 水分多めの水彩絵寄りの使い方

の2つ。

なんとアクリルガッシュを使えば水分の加減で真反対のものを表現できてしまうのです。

ということでそれぞれの使い方について説明していきますね。

油絵寄りの使い方

まずは油絵風の使い方についてです。

油絵というのは水彩画のように水を多く使わないようにものなのでアクリルガッシュでも水をあまり使わないようにして使います。

具体的にどのようにすれば良いのかということですが水を少しだけ筆に含ませて絵の具を取り塗っていけばそれで問題ありません。

ちなみにアクリルガッシュはこの油絵寄りの使い方が適しているよう。

水彩画寄りの使い方

この水彩画風の使い方は一般的な絵の具と同じようにパレットで絵の具と水を混ぜて溶かして使います。

しかし、アクリルガッシュは水分をあまり使わないようにして使うのを目的とされているもの。

そのため、水分が多いと色ムラが出やすくなってしまいます。

なのでアクリルガッシュでも水彩画風の使い方はできないことは無いですがあまり向いていないと言えます。

そのため、この画風の絵が描きたい時はこだわりがない限りは他の絵の具を使うのが良いでしょうね。

 

アクリルガッシュの塗り方

アクリル絵の具の塗り方について順を追って説明していきますね。

  1. 使う色を決めてパレットに出す
  2. パレットの広いところに筆で水を数滴垂らす
  3. 水を垂らしたところに絵の具を加えて混ぜる(水は気持ち少なめの方が良い)
  4. 水が足りないなと感じた時は再び筆で数滴垂らして調節する
  5. 色が作れたら絵に塗る前に違う紙などで試し塗りをする
  6. 実際に色を塗る
  7. 重ね塗りをする時は少し時間をおいて絵の具が乾いてから塗る

基本的な塗り方は以上です。

パレットで作っている時と実際に塗った時とでは色の雰囲気が違うことがあるので試し塗りは重要な手順です。

なので、試し塗りをしてから実際に塗るということを癖づけておくのが良いでしょう。

また、狭い部分を塗る時は余分な絵の具を払っておくと失敗しにくいです。

このように他の絵の具とさほど使い方は変わらないのでそこまで難しいものではありません。

手順を追っていけば失敗することは少ないでしょう。

アクリルガッシュの布や木への描き方

アクリルガッシュを使えば紙だけでなく布にも描くことが出来ます。

また布の他にも

  • ガラス
  • コンクリート

といったようなものに描くことも可能です。

ここでは布と木への描き方について詳しく書いていきますね。

布への描き方

布へアクリルガッシュを使うと乾いた後に絵の具がポロポロと取れることがあります。

なので、描くには少しコツが必要となってくるのです。

ポイントとしては、

  • 水分加減を調節する
  • アクリルガッシュメディウムを使う

といった2つがあげられます。

水分加減については何度か経験するうちに覚えていくのが1番の近道でしょう。

割合を教えてもらうよりも感覚で覚える方が良いので。

しかしながら、そんな時間をかけずに上手く描く方法はないのかといったように思う人もいるかもしれません。

趣味で着ているだけなのに何度も失敗を繰り返すのも挫折してしまうこともあるでしょう。

そういった人にはアクリルガッシュメディウムというものを使うことをオススメします。

アクリルガッシュメディウムというのはアクリルガッシュに混ぜて使うもの。

これを使えば布と絵の具の結び付きを強めて絵の具がポロポロと取れてしまうのが防ぐことが出来るのです。

アクリルガッシュのひび割れの防ぎ方

アクリルガッシュのひび割れの原因としては以下のことが考えられます。

  • 厚塗りした所が乾く前に重ね塗りをしてしまった
  • 重ね塗りのし過ぎ

ひび割れが起きるのは大体が重ね塗りによるものです。

対処法としては、

  • きちんと乾いてから重ね塗りをする
  • 重ね塗りをし過ぎないようにする

といったようなものがあります。

また、先程紹介したアクリルガッシュメディウムを使えばある程度は防げるよう。

まとめ

今回はアクリルガッシュの使い方について書いてみました。

アクリルガッシュは使うのにコツが必要となってきますが使いこなせるようになるととても良い画材です。

本文中に書いたことをぜひ参考にしてみてください。

今回はここまで。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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